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「爆発した福島第一原子力発電所の残したデータの内容には満足してます。次は失敗しません。期待してください」
と言うか
「原発やめます」
と言うか。
ぶっちゃけ、最初の台詞ぐらいは言えないようではもう原発はやめたほうがいいかもね
だね。開発中の宇宙船エンジンの実験事故が起こった後の開発責任者の台詞。
# 先週、全巻セットで購入したばかりなのでID
航空業界や宇宙開発事業はそうらしいですね。どんな大事故やヒューマンエラーあっても、現場から責任者までミスを犯した者の責任は問わないし処分もしない。しかし事故原因やそのプロセスは徹底的に究明して、再発防止のための対策と改善へは全勢力の投入を惜しまない。
東電にそんな志は期待できないし、責任者の首切ってポイで未来永劫同じ過ちを繰り返でしょうね。
東電には無理かもしれないけど、原子力安全保安院と、日立、東芝、IHI辺りにはここら辺きっちりやってほしいな。問題は福島第一原発は日本でも最古の原子炉だということかな。その後設計製造された炉では問題は発生していないことから、結局「古い設計の原子炉はそろそろ退役させるべきだ」と言う結論しかない可能性がある事だけれど。
この種の誤解をされているかたが多数いるので、説明しておきます。
まず、日本最古の商用炉は、福島第一の1号機(1971年)ではなく、敦賀の1号機(1970年)です。敦賀1号機は原子炉の形式も福島より古い(BWR-2)炉です。また、原子炉の新旧は今回の事故では関係なく、その耐震性も何ら問題ありません。実際稼働中だった1~3号機(形式はそれぞれBWR-3,4,4)も何ら問題なく、正常に停止しています。
では、なぜこのような事故が発生したかというと、地震後の到来した津波により非常用ディーゼル発電機がすべて破壊され、全交流電源喪失状態になったことが原因です。これにより、高温の炉心を冷却する機構(ECCS; Emergency Core Cooling System)全5系統が全滅、炉心圧力の上昇とともに、燃料の溶融が発生しました。さらにその後に発生した水素爆発も、本来は燃料の溶融により発生した水素は可燃性ガス除去機構で除去されるはずが、電力の喪失により作動しなかったことが原因です。
比較的新しい4,5,6号機(それぞれ、BWR-4,5,5)が問題を起こさなかったのは、たまたま定期点検中で原子炉が冷温停止状態だったからであり、仮に稼働中であれば1~3号機と同じく、格納容器圧力亢進、水素爆発を起こしていたはずです。
なお、同様の危険性は日本にあるすべての原子炉が共通して抱える問題(今回事故を起こしたBWRだけでなく、ABWR、PWRおよびFBRも含める)であり、古い設計の原子炉を排除したところで、どうにかなる問題ではありません。また、廃炉となった浜岡の1,2号機(BWR-4)は、「古いから」ではなく、単に耐震設計に不安があるというのが理由です。
詳しいですね。女川のはどんな状況だったんでしょうか
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
どっかでみた光景 (スコア:2, すばらしい洞察)
「爆発した福島第一原子力発電所の残したデータの内容には満足してます。次は失敗しません。期待してください」
と言うか
「原発やめます」
と言うか。
ぶっちゃけ、最初の台詞ぐらいは言えないようではもう原発はやめたほうがいいかもね
Re: (スコア:0)
Re:どっかでみた光景 (スコア:2)
だね。
開発中の宇宙船エンジンの実験事故が起こった後の開発責任者の台詞。
# 先週、全巻セットで購入したばかりなのでID
Re: (スコア:0)
航空業界や宇宙開発事業はそうらしいですね。
どんな大事故やヒューマンエラーあっても、現場から責任者までミスを犯した者の責任は問わないし処分もしない。
しかし事故原因やそのプロセスは徹底的に究明して、再発防止のための対策と改善へは全勢力の投入を惜しまない。
東電にそんな志は期待できないし、責任者の首切ってポイで未来永劫同じ過ちを繰り返でしょうね。
Re: (スコア:0)
東電には無理かもしれないけど、原子力安全保安院と、日立、東芝、IHI辺りにはここら辺きっちりやってほしいな。
問題は福島第一原発は日本でも最古の原子炉だということかな。
その後設計製造された炉では問題は発生していないことから、結局「古い設計の原子炉はそろそろ退役させるべきだ」と言う結論しかない可能性がある事だけれど。
Re:どっかでみた光景 (スコア:1, 興味深い)
この種の誤解をされているかたが多数いるので、説明しておきます。
まず、日本最古の商用炉は、福島第一の1号機(1971年)ではなく、敦賀の1号機(1970年)です。敦賀1号機は原子炉の形式も福島より古い(BWR-2)炉です。また、原子炉の新旧は今回の事故では関係なく、その耐震性も何ら問題ありません。実際稼働中だった1~3号機(形式はそれぞれBWR-3,4,4)も何ら問題なく、正常に停止しています。
では、なぜこのような事故が発生したかというと、地震後の到来した津波により非常用ディーゼル発電機がすべて破壊され、全交流電源喪失状態になったことが原因です。これにより、高温の炉心を冷却する機構(ECCS; Emergency Core Cooling System)全5系統が全滅、炉心圧力の上昇とともに、燃料の溶融が発生しました。さらにその後に発生した水素爆発も、本来は燃料の溶融により発生した水素は可燃性ガス除去機構で除去されるはずが、電力の喪失により作動しなかったことが原因です。
比較的新しい4,5,6号機(それぞれ、BWR-4,5,5)が問題を起こさなかったのは、たまたま定期点検中で原子炉が冷温停止状態だったからであり、仮に稼働中であれば1~3号機と同じく、格納容器圧力亢進、水素爆発を起こしていたはずです。
なお、同様の危険性は日本にあるすべての原子炉が共通して抱える問題(今回事故を起こしたBWRだけでなく、ABWR、PWRおよびFBRも含める)であり、古い設計の原子炉を排除したところで、どうにかなる問題ではありません。また、廃炉となった浜岡の1,2号機(BWR-4)は、「古いから」ではなく、単に耐震設計に不安があるというのが理由です。
Re: (スコア:0)
詳しいですね。
女川のはどんな状況だったんでしょうか
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
以前に読んだ静岡新聞の記事では、浜岡原発の場合、廃炉完了までには、これから20年以上かかるとか。気が遠くなる話です。
福島原発の場合、あれだけ壊れてしまうと、安全に廃炉することは無理で、半径20~30km範囲内の立入禁止処分付きでチェルノブイリ型の封印になる可能性が高そうに思える。
どちらにしても、安全化するのに、いったい何年かかるんだろうか?
また、計画停電は、いつまで続くのだろうか?