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米環境保護局によれば、リーフの燃費をガソリンに換算すれば42km/L相当だそうです(日経の記事 [nikkei.com])。電力とガソリンの換算は、
ガソリン1ガロンで得られるエネルギー量が電力33.7キロワット時に相当するとしている。
電気のCO2排出量は発電のエネルギー源次第だけど、日本の場合で0.38 kg/kWh(2004年)とし、ガソリンは2.31kg/L として計算してみる。
0.38 kg/kWh × 33.7 kMh/h = 約12.81 kg 2.31kg/L × 3.785 L = 約8.74 kg
つまり、電気自動車と、同じエネルギー消費のガソリン車では、電気自動車方が約47%CO2排出量が多い。逆にいうと、CO2排出量が電気自動車と同等にな
電気自動車の方がCO2排出量が多いというのは、変ですね。用いられた仮定や数値に、どこかおかしなところがありませんかね。
下記にちょこっと紹介されてるんですが、最近のNRELの調査によると、例え100%石炭で発電してても、電気自動車(max.320g-CO2/mile)の方がガソリン自動車(465g-CO2/mile)よりも排出量が少ないそうですよ。そして米国で石炭火力が多いと言っても比率は45%なんで、(100%の仮定より)ずっと良くなるはずとのこと。
> 用いられた仮定や数値に、どこかおかしなところがありませんかね。
これは一番心配しているところですが、
> 電気自動車(max.320g-CO2/mile)の方がガソリン自動車(465g-CO2/mile)よりも排出量が少ない> A gas car with a 20 mile per gallon rating emits 465 grams of CO2 per mile. An electric car powered by coal generated 100 percent by coal generates 320 grams.
CO2排出量で比較して、CO2排出量の大小を言ったらトートロジーですが、8.45km/Lのガソリン車を引き合いに出すのもあんまりですね。
CNETの記事 [cnet.com]によれば、
旧来の石炭を燃料とする発電所からの電力で稼働するリチウムイオンバッテリを搭載した電気自動車は、1km当たり200gを超える二酸化炭素を排出する可能性があり、これに対して現在の平均的なガソリン車が欧州で排出する量は1km当たり160gであるという。欧州連合(EU)の2020年の二酸化炭素排出量の目標値は、1km当たり95gだ。
という事なので、ざっくり言って、間違いでないなと思うところです。
>8.45km/Lのガソリン車を引き合いに出すのもあんまりですね
なるほど、そこが米国基準でしたか。すみません。
確認のため、アイミーブで計算し直してみました。
(a) 最悪条件で、一充電走行距離80km/16kWhのバッテリ容量&充電効率60%を仮定すると、80km/27kWh = 0.33kWh/km。(b) わりといい条件で120km/16kWh&充電効率80%を仮定すると、120km/20kWh = 0.17kWh/km。
100%石炭火力(日本で1kg-CO2/kWhぐらい)だと、(a)で330g-CO2/km、(b)で170g-CO2/km。0.4kg-CO2/kWhだと、(a)で132g-CO2/km、(b)で68g-CO2/km。
やはり、電力そのものも低排出でないと駄目ですね。日本の電力ならOKですが。
-----------余談で燃費(というか電費?)の比較も。
(a)で平均の電気代20円/kWhを仮定すると7円/km=70万円/10万km。(b)でさらに電気代15円/kWhを仮定すると2.5円/km=25万円/10万km。
一方ガソリン車で実燃費25km/Lの超低燃費な車を仮定してガソリン130円/Lと置くと、10万kmでガソリン4000L=52万円。どんな場合でもガソリン車が有利な訳じゃないけど、うまく乗ればEVの走行コストは半分以下ですね。深夜電力onlyとか大口ならもっと安くなるし。
# 記憶に頼ってパパッと計算しただけなので、何か間違いあったらご指摘よろしくです。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
電気自動車のCO2排出量 (スコア:3, 興味深い)
米環境保護局によれば、リーフの燃費をガソリンに換算すれば42km/L相当だそうです(日経の記事 [nikkei.com])。電力とガソリンの換算は、
電気のCO2排出量は発電のエネルギー源次第だけど、日本の場合で0.38 kg/kWh(2004年)とし、ガソリンは2.31kg/L として計算してみる。
0.38 kg/kWh × 33.7 kMh/h = 約12.81 kg
2.31kg/L × 3.785 L = 約8.74 kg
つまり、電気自動車と、同じエネルギー消費のガソリン車では、電気自動車方が約47%CO2排出量が多い。
逆にいうと、CO2排出量が電気自動車と同等にな
Re: (スコア:2)
電気自動車の方がCO2排出量が多いというのは、変ですね。用いられた仮定や数値に、どこかおかしなところがありませんかね。
下記にちょこっと紹介されてるんですが、最近のNRELの調査によると、例え100%石炭で発電してても、電気自動車(max.320g-CO2/mile)の方がガソリン自動車(465g-CO2/mile)よりも排出量が少ないそうですよ。そして米国で石炭火力が多いと言っても比率は45%なんで、(100%の仮定より)ずっと良くなるはずとのこと。
旧来の石炭発電だと200gくらい (スコア:2)
> 用いられた仮定や数値に、どこかおかしなところがありませんかね。
これは一番心配しているところですが、
> 電気自動車(max.320g-CO2/mile)の方がガソリン自動車(465g-CO2/mile)よりも排出量が少ない
> A gas car with a 20 mile per gallon rating emits 465 grams of CO2 per mile. An electric car powered by coal generated 100 percent by coal generates 320 grams.
CO2排出量で比較して、CO2排出量の大小を言ったらトートロジーですが、8.45km/Lのガソリン車を引き合いに出すのもあんまりですね。
CNETの記事 [cnet.com]によれば、
という事なので、ざっくり言って、間違いでないなと思うところです。
Re:旧来の石炭発電だと200gくらい (スコア:1)
>8.45km/Lのガソリン車を引き合いに出すのもあんまりですね
なるほど、そこが米国基準でしたか。すみません。
確認のため、アイミーブで計算し直してみました。
(a) 最悪条件で、一充電走行距離80km/16kWhのバッテリ容量&充電効率60%を仮定すると、80km/27kWh = 0.33kWh/km。
(b) わりといい条件で120km/16kWh&充電効率80%を仮定すると、120km/20kWh = 0.17kWh/km。
100%石炭火力(日本で1kg-CO2/kWhぐらい)だと、(a)で330g-CO2/km、(b)で170g-CO2/km。
0.4kg-CO2/kWhだと、(a)で132g-CO2/km、(b)で68g-CO2/km。
やはり、電力そのものも低排出でないと駄目ですね。日本の電力ならOKですが。
-----------
余談で燃費(というか電費?)の比較も。
(a)で平均の電気代20円/kWhを仮定すると7円/km=70万円/10万km。
(b)でさらに電気代15円/kWhを仮定すると2.5円/km=25万円/10万km。
一方ガソリン車で実燃費25km/Lの超低燃費な車を仮定してガソリン130円/Lと置くと、10万kmでガソリン4000L=52万円。
どんな場合でもガソリン車が有利な訳じゃないけど、うまく乗ればEVの走行コストは半分以下ですね。深夜電力onlyとか大口ならもっと安くなるし。
# 記憶に頼ってパパッと計算しただけなので、何か間違いあったらご指摘よろしくです。