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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:5, 興味深い)
再編・売却も含んでの分社化という時点でちょっと異なりますが、
総合電機の半導体部門を切り出した会社としてみると、この2社が
非常に対照的といえると思います。ある意味、半導体再編第一幕の
成功例と失敗例ですね。
エルピーダは折半出資の弊害によって、存亡の危機にたったのを、
一人の経営者の招聘と全権委任によって、見事に復活したものです。
企業は経営者で変わる、というものの代表例です。
逆にNECエレクトロニクスは、DRAM亡き後の設備投資を主導する
大量生産品を生み出せず、さらに苦境に陥ります。親会社が、
7割超の株式を保有し続けているのも、資本家からも批判の声が
あがっており、中途半端な再編が会社を悪くする代表例になって
しまいました。
富士通の製品構成を考えると、NECエレクトロニクスに近い企業に
なると思われます。NECエレが苦境に陥っているのを見て、富士通の
経営陣はどういう再編のシナリオを描いているのでしょうか。
Re:エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:0)
単純に、赤字部門の切り捨て?
Re:エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:5, 参考になる)
長年Fの中では、足を引っ張るお荷物事業部だったし。
開発部隊だったあきる野から設備やエンジニアを三重に持っていったところから見て、将来的に三重工場に一本化して、設備的に最新テクノロジに対応できない若松工場と岩手工場を終息に追い込むのではないでしょうか。
ごく最近三重工場に巨額を投じて300mmウェハーライン作ったばかりですし、そう簡単に三重工場は潰さないでしょう。
そんなニュアンスを含んだ上様のお言葉がありました。
中の人なのでAC
Re:エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:2, 興味深い)
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200801210016a.nwc [business-i.jp]
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200801220011a.nwc [business-i.jp]
Re:エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:2, すばらしい洞察)
だとおもうのですが、
Fの体質からして、うまくM&Aで償却できればよし、
出来なければ、ずるずると本社管理の下でNECと同様の状態に
陥らないことを懸念します。
販売価格が妥当な額で想定されていれば良いのですが、
何のための分社化か、という状況にならないことを祈っております。
Re:エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:2, 興味深い)
ド田舎のあきる野にそぐわない近代的なビルで、遠くからもよく目立ちます。
プロセス関係の設備やエンジニアは三重に引越しだそうなので、残った部門ごと売却しよう
ってところなのでしょうか。
Re:エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:1)
「岩手工場復旧のお知らせ」http://pr.fujitsu.com/jp/news/2003/05/29.html [fujitsu.com]
Re:エルピーダとNECエレクトロニクス (スコア:2, 興味深い)
日立との合併によって、国内の人的物的リソースが国内市場で競争するのは昔はともかく現代には時代遅れだと。
ジャパンアズナンバーワンなんて言われていた時代ならともかく、今となってはコスト競争で体力が疲弊するばかり。
日本が国内でセコい競争をしている間に世界で大きな市場を作ったサムスンも結局リソース集中の差でしょう。
NECエレクトロニクスは、分社しただけで、集中させたリソースがない状態が原因と思います。
製品ラインがどうとかではなく、単独で競争に晒されているから利益が生みにくいだけじゃないかと、
製品ラインの近さから富士通が似たようになるというよりも資源が集中しないからじゃないかと、
分社化だけでも決定が早くなるとか風通しがよくなるとかは期待できるかもしれませんが・・・。
もちろん、独立独歩というのもベンチャー精神のように良い面もあるとは思いますけど、
中途半端にNECという看板がついてるとそういう良い緊張感も生まれそうにないですよね。
東洋経済9/29 [toyokeizai.co.jp]にあったように、ルネサスの統合から外れた三菱の半導体事業はパワー半導体で
生き残っているという例もあるようですから再編に取り残されたら即死という訳でもないようですが。
>赤字部門の切り捨て?
捨てる神あれば拾う神ありですから、はっきり分社化する事で「ここからここまで買える」とか、
「あの部門と統合できる」とか目安がつくようになる事をどれだけ具体的に考えているかでしょうね。