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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
国内生産って (スコア:1, 興味深い)
しかも、国内生産と言っても組み立ててるだけで、主要なパーツはほとんど輸入品。
ハード面でのコモディティ化が進んだここ十四五年で産業地図が完全に塗変わっただろ。
そのこと自体はあまり大きな問題では無いが気になるのはMP3プレーヤーの急速な普及でPCが一昔前のラジカセやコンポのニッチに入り込んできたことだ。
ラジカセやコンポの廉価品は20年ぐらい前から中国で生産していたが、日本ブランドの高級品イメージは何とか生き残っていた。
それが、製品自体の世代交代で急激に消え去ろうとしている。
EeePCに続いて、今年もラジカセ並の廉価PCのリリースが続くようなので、日本ブランドの凋落は更に進む恐れがあると思う。
こうした現象は、自転車産業ではかなり以前に起きている。
20年ぐらい前、ロードレースがはやってレーサータイプの自転車が流行り、国内メーカーが競って参入し、それまでレーサー車を作っていなかったメーカーまでカタログのほとんどをレーサー車が占めるような状態になった。
この頃、海の向こうの台湾メーカーはまだまだ愛好者の少なかったマウンテンバイクの開発に力を入れ、愛好者を増やすために各地でレースを主催するなど地道な活動を続けていた。
そして、破局は突然やってきた。
マウンテンバイクのブームがやってきたのである。
こうなるともう誰もレーサー車には見向きもしなくなった。
この時、日本の自転車産業が受けたダメージは壊滅的で欧米向けにスポーツ車を輸出していた老舗ファクトリーの倒産が相次いだ。
マウンテンバイクの世界で地道にブランドイメージを築き上げていた台湾メーカーに対抗することが出来なかったのである。
何の努力もしないで「日本ブランドは安泰さ」なんてマヌケな考えの方がいらっしゃるなら、すぐさま考えを改めていただきたい。