アカウント名:
パスワード:
高圧電線とかって触ると感電するとか、鳥は感電しないとか、地面に接地してなければ感電しないとか、ってよく話題になるけど、そもそも皮膜は被っていないの?被ってれば、そもそも今回の事故も無いわけですし、毎年、正月に凧が絡まって感電死とかないわけなんですけど・・・
何か技術的な問題なのか、重量的な問題なのか、コストの問題無いの、疑問に思っています。知ってる方教えて。
いろいろ間違ってますよ。
今回の事故はそもそも絶縁用の碍子に導電体である鳥の糞が付いた結果漏電したのが原因という事なのですから皮膜の有無は一切関係ありません。(緊急時用の危険予防対策が正常に作動しただけです)
それに送電線に皮膜は当然被ってますよ。ただ流れている電気が高電圧ですから少々の絶縁体でも電気が流れてしまう可能性があると言うだけでしょう。そもそもたこ糸だって絶縁体なのですから。
>絶縁用の碍子に(中略)皮膜の有無は一切関係ありません。
いや、そもそも、ちゃんと絶縁できるだけの被覆があるなら碍子で絶縁する必要ないわけで。
>それに送電線に皮膜は当然被ってますよ。
基幹なんかの超高圧・超超高圧用は被覆無いよ。例えば「TACSR」とかで画像検索してもらえば実例がいっぱい出てくる。別コメにあるようにあまり意味ないし、意味があるまで分厚くすると鉄塔が持たない。ちなみに、鉄塔の近くで鳥が超高圧線に止まって、鳥から鉄塔への放電(空気の絶縁破壊が起きて時々放電する)で鳥が感電死&送電系に影響、なんて事故も時々ある。
被覆した場合のデメリットだけど、
・耐熱温度が下がるまず、基幹系は非常に大容量の電流を流してるから、発熱が凄い。逆に、耐熱温度が低いと流せる電流が減るから電線の本数を増やさないといけない(=重くなって鉄塔の建設費が高い)。例えば普通の被覆電線だと耐熱温度は100度以下ぐらいだけど、最近の耐熱型超高圧架空電線なんかは180度だかそのぐらいの耐熱温度がある。そして実際に、超高圧架空電線なんぞは高負荷時には100度超えたりするぐらいの温度(ジュール熱でここまで上がる)で使用されてたりする。
・放熱が難しい前項にも関係するんだけど、大電流を流すから発熱が凄い。万一これに分厚い被覆をつけると、放熱が間に合わなくて温度がさらに上がってしまい使い物にならない。熱がこもるとケーブルの熱膨張による垂れ下がりだとか、抵抗の増大も無視できないしね。
・重いただでさえ重いケーブルがさらに重くなるんで、鉄塔が耐えられない。耐えられる鉄塔を造ろうとするとすさまじく高コストになる。
・風に対する抵抗が増す断面積が増えると空気抵抗が増えるんで、風のあるときに鉄塔にかかる力が増える。そうすると鉄塔を(以下略)
とまあ、そんな感じで、超高圧系の架空電線を被覆してもほとんど良いこと無いのよ。さすがに低空に張る電線だとか地下系など、人の近くを這わす電線は被覆線使うけど。(放熱をよくするために、ケーブル内に水だかなんだかの熱交換媒体を流すケーブルとかもある)
負荷が低いときは気温+10度とかそういう感じ。夏場の昼とかでガンガン電流通してるときがかなり熱い。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
電気が流れる? (スコア:0)
高圧電線とかって触ると感電するとか、鳥は感電しないとか、
地面に接地してなければ感電しないとか、ってよく話題になるけど、
そもそも皮膜は被っていないの?
被ってれば、そもそも今回の事故も無いわけですし、
毎年、正月に凧が絡まって感電死とかないわけなんですけど・・・
何か技術的な問題なのか、重量的な問題なのか、コストの問題無いの、
疑問に思っています。
知ってる方教えて。
Re: (スコア:0)
いろいろ間違ってますよ。
今回の事故はそもそも絶縁用の碍子に導電体である鳥の糞が付いた結果漏電したのが原因という事なのですから皮膜の有無は一切関係ありません。(緊急時用の危険予防対策が正常に作動しただけです)
それに送電線に皮膜は当然被ってますよ。
ただ流れている電気が高電圧ですから少々の絶縁体でも電気が流れてしまう可能性があると言うだけでしょう。
そもそもたこ糸だって絶縁体なのですから。
Re:電気が流れる? (スコア:1)
>絶縁用の碍子に(中略)皮膜の有無は一切関係ありません。
いや、そもそも、ちゃんと絶縁できるだけの被覆があるなら碍子で絶縁する必要ないわけで。
>それに送電線に皮膜は当然被ってますよ。
基幹なんかの超高圧・超超高圧用は被覆無いよ。例えば「TACSR」とかで画像検索してもらえば実例がいっぱい出てくる。
別コメにあるようにあまり意味ないし、意味があるまで分厚くすると鉄塔が持たない。
ちなみに、鉄塔の近くで鳥が超高圧線に止まって、鳥から鉄塔への放電(空気の絶縁破壊が起きて時々放電する)で鳥が感電死&送電系に影響、なんて事故も時々ある。
被覆した場合のデメリットだけど、
・耐熱温度が下がる
まず、基幹系は非常に大容量の電流を流してるから、発熱が凄い。逆に、耐熱温度が低いと流せる電流が減るから電線の本数を増やさないといけない(=重くなって鉄塔の建設費が高い)。
例えば普通の被覆電線だと耐熱温度は100度以下ぐらいだけど、最近の耐熱型超高圧架空電線なんかは180度だかそのぐらいの耐熱温度がある。そして実際に、超高圧架空電線なんぞは高負荷時には100度超えたりするぐらいの温度(ジュール熱でここまで上がる)で使用されてたりする。
・放熱が難しい
前項にも関係するんだけど、大電流を流すから発熱が凄い。万一これに分厚い被覆をつけると、放熱が間に合わなくて温度がさらに上がってしまい使い物にならない。
熱がこもるとケーブルの熱膨張による垂れ下がりだとか、抵抗の増大も無視できないしね。
・重い
ただでさえ重いケーブルがさらに重くなるんで、鉄塔が耐えられない。耐えられる鉄塔を造ろうとするとすさまじく高コストになる。
・風に対する抵抗が増す
断面積が増えると空気抵抗が増えるんで、風のあるときに鉄塔にかかる力が増える。そうすると鉄塔を(以下略)
とまあ、そんな感じで、超高圧系の架空電線を被覆してもほとんど良いこと無いのよ。
さすがに低空に張る電線だとか地下系など、人の近くを這わす電線は被覆線使うけど。
(放熱をよくするために、ケーブル内に水だかなんだかの熱交換媒体を流すケーブルとかもある)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
負荷が低いときは気温+10度とかそういう感じ。
夏場の昼とかでガンガン電流通してるときがかなり熱い。