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事が起きなかった時、結果だけ見れば保険は高価な徒労でしかない。
台湾にとってはリスクヘッジされると逆に困るから、そういう意味でのポジショントークかもしれませんね。
設計国内で製造は途上国が割に合うなんて当たり前の事しか言ってないぞ
それは行間が読めてない。米政府が、国内では価格転嫁も自国民を低賃金で働かすこともさせたくなくて、TSMCに色んな条件や圧力を提示している中で、今、交渉の焦点となっている内容を示唆している話。米商務省は、チップ不足に際して、自動車向けで米国優先しろとか、顧客ごとの売上データを「自発的に」出さなければ制裁を加えるぞ、と、かなり強引なことをTSMCに要求している。ロイターの報道とかに米国側の立場としてその片鱗が時々ニュースに出るが、対向する台湾側では、台湾中央通信社とか、経済日報?とかでの報道をトリガーに、その要求が台湾感情を逆撫でている、といった話題が続いている。らしい。欧州企業とかには、そういう要求が出されてないとかなんとか…。
公の場で語られてない話があまりに多い中で憶測するに、恐らく、米国はTSMCに戦争継続を前提とした投資回収計画を要求し、戦時下での販路の制約と流通コスト上昇での価格転嫁を計画に載せる代わりに、米での賃金水準に伴う価格転嫁を避けろ、とでも言っているのかもしれない。一方、TSMCはその条件での見積りを非現実的な想定と一蹴して、…そりゃあ、戦争にならなかったら販売先との価格交渉や、流通コスト低下での米国外製造業者との価格競争で、一方的にTSMCの利益が削れるだけなので…、そんな無茶苦茶な圧力への不満をメディアにぶち撒けてる、って処じゃないだろうか。
それが、米国側のリスクヘッジであり、TSMCや台湾としては、投資計画にそんな前提を反映させないためのポジショントークをしている、ということ。国内や英語圏のニュースでは見かけない内容なので、日本では軽く流しがちかもしれないが、台湾ではTSMCに限らないらしいので、かなり話題になっている模様。
だね。日本企業もこういう、エンドユーザーを巻き込んでアウェーでの交渉に臨めるようにならんと、いつまで経っても貢ぐクンのまま。M&Aで現地企業をいくら買収しても、価格維持前提だと流動性の高い海外では人材は出ていくだけだし。…そして一つも弾が出せなくなったら、最後には通貨ごと売り捌かれ、続いて、安価になった土地・資産丸ごと買い叩かれて、晴れて?最貧国へと…、着々とシナリオが進んでいってしまう。
> M&Aで現地企業をいくら買収しても、価格維持前提だと流動性の高い海外では人材は出ていくだけだし。買収したところで事業をそのまま日本本社に取り組むの前提じゃないんですが現状維持しかできず、みんなも同じだと思ってる貧乏人の思考だね
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
保険とはそういうもの (スコア:5, すばらしい洞察)
事が起きなかった時、結果だけ見れば保険は高価な徒労でしかない。
Re:保険とはそういうもの (スコア:0)
台湾にとってはリスクヘッジされると逆に困るから、
そういう意味でのポジショントークかもしれませんね。
Re: (スコア:0)
設計国内で製造は途上国が割に合うなんて当たり前の事しか言ってないぞ
Re:保険とはそういうもの (スコア:2, 参考になる)
それは行間が読めてない。
米政府が、国内では価格転嫁も自国民を低賃金で働かすこともさせたくなくて、TSMCに色んな条件や圧力を提示している中で、今、交渉の焦点となっている内容を示唆している話。
米商務省は、チップ不足に際して、自動車向けで米国優先しろとか、顧客ごとの売上データを「自発的に」出さなければ制裁を加えるぞ、と、かなり強引なことをTSMCに要求している。ロイターの報道とかに米国側の立場としてその片鱗が時々ニュースに出るが、対向する台湾側では、台湾中央通信社とか、経済日報?とかでの報道をトリガーに、その要求が台湾感情を逆撫でている、といった話題が続いている。らしい。欧州企業とかには、そういう要求が出されてないとかなんとか…。
公の場で語られてない話があまりに多い中で憶測するに、
恐らく、米国はTSMCに戦争継続を前提とした投資回収計画を要求し、戦時下での販路の制約と流通コスト上昇での価格転嫁を計画に載せる代わりに、米での賃金水準に伴う価格転嫁を避けろ、とでも言っているのかもしれない。一方、TSMCはその条件での見積りを非現実的な想定と一蹴して、…そりゃあ、戦争にならなかったら販売先との価格交渉や、流通コスト低下での米国外製造業者との価格競争で、一方的にTSMCの利益が削れるだけなので…、そんな無茶苦茶な圧力への不満をメディアにぶち撒けてる、って処じゃないだろうか。
それが、米国側のリスクヘッジであり、TSMCや台湾としては、投資計画にそんな前提を反映させないためのポジショントークをしている、ということ。
国内や英語圏のニュースでは見かけない内容なので、日本では軽く流しがちかもしれないが、台湾ではTSMCに限らないらしいので、かなり話題になっている模様。
Re: (スコア:0)
だね。
日本企業もこういう、エンドユーザーを巻き込んでアウェーでの交渉に臨めるようにならんと、
いつまで経っても貢ぐクンのまま。
M&Aで現地企業をいくら買収しても、価格維持前提だと流動性の高い海外では人材は出ていくだけだし。
…そして一つも弾が出せなくなったら、最後には通貨ごと売り捌かれ、
続いて、安価になった土地・資産丸ごと買い叩かれて、晴れて?最貧国へと…、
着々とシナリオが進んでいってしまう。
Re: (スコア:0)
> M&Aで現地企業をいくら買収しても、価格維持前提だと流動性の高い海外では人材は出ていくだけだし。
買収したところで事業をそのまま日本本社に取り組むの前提じゃないんですが
現状維持しかできず、みんなも同じだと思ってる貧乏人の思考だね