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ハードウェア

3Dプリントで(一部が)作られた自転車フレーム、一般販売へ 25

ストーリー by hylom
マルチなセンサで何かが変わるか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

動画ライブ配信向けデバイス「LiveShell」などで知られるCerevoが、3Dプリント技術を使ったオーダーメイドできる自転車フレームをベースとするロードバイク「ORBITREC」を発売する(Engadget JapaneseCerevoの発表)。

チタン焼結型3Dプリントで作成したチューブ接合部分(ボトムブラケット周辺とヘッドチューブ)とカーボンファイバーチューブを組み合わせることで、短期間かつ(比較的)安価にオーダーメイドのフレームを製作できるという。また、フレーム内には各種センサが内蔵され、自転車や走行状況をリアルタイムでモニタリングできる。

センサで取得できるのは加速度・角速度・地磁気、温度、湿度、気圧、照度、GPSによる位置情報で、スマートフォンと連携して情報の通知や送信なども行えるという。価格は「7000ドル以下」とのこと。

また、これらセンサを外付け可能にした製品「RIDE-1」も単体販売される。こちらは300ドル以下になるそうだ。

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  • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 14時46分 (#2944991)

    3Dプリンタ用のチタン粉はkg(カップ1杯ぐらい)あたり4万円程度が相場。だいたい1台あたり4kgぐらい使うとして材料代だけで16万円。
    現状の3Dプリンタ出力物は勘合ができるようなものではなく、出しっぱなしと言うわけにはいかないだろうから精度が必要なところは切削仕上げ加工もしてるんだと思う。

    カーボンチューブは材質としてはそんなに高いもんじゃないが、加工に特別のノウハウがいるので手軽に扱えるような材料ではない。たとえば刃物は普通の金属加工用だとすぐ駄目になる。カーボンの方が堅いからだ。
    感覚的に直接材料費だけで25万ぐらい、直接加工費で3万ぐらいははかかるんじゃないか。

    形状はパターン化しやすいだろうから注文受けてから自動生成で設計を不要にするぐらいは当然やってるだろう。なので設計費はおいておくにして、後は設備費がかかる。

    金属3Dプリンタの装置設備が一揃え2億円。元々が工場でない場所に設置するならもっとお金がかかる。ファブレス企業と言ったところで、都合よく使える設備がころがっているわけで無し、金はかかるだろう。

    これに電気代から設備の損耗からいろいろな諸経費はもちろんかかる。
    営業費だって必要だろう。

    これで売価日本円にして85万以下って、利益は相当厳しいと思うのだが、どれぐらいの数制作することを想定しているのだろう。数千台単位で売らないと厳しくないか?
    それとも、将来の材料費低下などを見込んでいるのか。

    • 自転車のフレームは1kgも無いよ。これはどのくらい無駄が出るのかは勿論知らないけど倍の2kgも使うのかな?
      コンポーネント、ホイル、ハンドル、サドル・・・諸々つけて6kg~くらいになります。(最軽量級は4kg~)
      骨の内部構造を参考にしたりだとか、従来工法のカーボンやアルミとは違う乗り味が出そうですね。興味はあります。

      おそらく3Dプリンタは他の用途にも使ってて、合間に自転車フレーム作る感じなんじゃないですか?そんなに沢山注文来ないでしょう???

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 16時37分 (#2945057)

      材料費計算が間違っていると思うけど。
      昨今のフルカーボンロードフレームが約1kgでフルチタンでも1.6kg前後。
      接合部しかチタンを利用しないのであれば、1kgも使わないでしょ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 17時08分 (#2945082)

        あと、材料が安すぎる。
        ググって出てくるkg4万円のは触媒用の粉であれじゃ3Dプリンタはできない

        1kgで4万円ではなく、100g4万円だろと

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          つか、DMM.Makeでのチタン指輪のコスト例と比較すると、マジで申し込んだ奴が出た途端に売り切れになりそうな気もする。
          展示品以外の奴を作って売る気が本当に有るのか自体が疑問だ。

    • by Anonymous Coward

      安いってのは「金属3Dプリントで」の話であって、「接着カーボンのオーダーメイドフレーム」と考えれば、全く以て全然安いとは思えないのだが。

    • by Anonymous Coward

      売れないから安くしてんでしょ。
      これ、3Dプリンタを使った事によるメリットが何にも無い。メリットがないどころか、3Dプリンタを使った場合のデメリットを補う工夫もない。
      すでに3Dプリンタを使いましたと宣伝すればそれだけで買ってくれるような段階は過ぎつつある。

      そんで、この価格を超えると、普通のカーボンなオーダーフレームのほうが安くなってしまう。結局、単純に価格で勝負するしかなくてこうなったのだろ。

      先行者利益も望めないってのによくまあやるわ。

      • by Anonymous Coward

        販売主体がCerevoみたいなんで、売りたいのはRIDE-1でORBITRECは看板のつもりではないかな。

        まあ居ないとは思うが、Cerveloと間違えて買う人が居ない事を祈る。

        • by Anonymous Coward

          RIDE-1のほうは利益でそうな価格だもんね

          #DMM.makeも絡んでるし、なにか話題を作らんといかんのでしょう

  • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 17時31分 (#2945106)

    チタンを使った3Dプリント
     →CHARGEって自転車メーカーがすでに製品に採用してる。

    センサー組み込みフレーム
     →いろんなメーカーがやってる(データ取りからどう活用するかという段階に入ってる)
      ・CannondaleとADIの例
       http://www.chip1stop.com/Newsct.do?no=AD0197 [chip1stop.com]

    IoTだけでみればサイコンがすでにその機能を満たしてる。

    一番売れそうなRIDE-1はどうなんでしょうね。
    画像見るとフレーム選びそうだし邪魔だしで使えないんじゃないですかね。

  • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 14時29分 (#2944976)

    3Dプリンタでセンサー内蔵のフレームを作るというとあれか。

  • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 14時34分 (#2944979)

    フレームやコンポーネント(パーツ)の重さが気になるようなユーザーには無縁の商品のように見えるが、ではどのような客層を想定しているんだろう?
    仲間内で見せびらかしているうちに、自転車乗るのに飽きちゃったりしたらもったいない

  • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 14時57分 (#2945000)
  • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 15時20分 (#2945012)

    どうせ連携するならスマホなんかじゃなくって、自転車(電動変速機)と連携して自動変速してくれたら良いのに.....
    自動的に選択されたトレーニングに最適のギア比で走る(走らされる?)のも夢じゃない
    http://cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/components1/road/d... [shimano.co.jp]

    • by Anonymous Coward
      スマホと連携するから今風なのです。
      そのうち、ズボンのジッパーを下げるにもスマホを操作する必要があるようになります。

      #あなたは頻尿気味です。
      #ジッパーをいつも大急ぎで下ろしていますね。ガツガツすると嫌われますよ。
  • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 15時48分 (#2945028)

    アルミ(ジュラルミン)の方が軽いと思うのだが。
    疲労寿命の関係か、チタン粉の方がアルミ粉より扱いやすいのか、耐蝕性は塗装で誤魔化しが利くはずだし、単にチタンのネームバリューが効くだけかな。

    • by Anonymous Coward on 2016年01月06日 16時36分 (#2945055)

      3Dプリンタではチタンよりもアルミの方がずっと難易度が高いです。
      理由は3つ

      ・粉末のアルミにレーザーを照射すると、何にも工夫しないと爆発する。同じ理由で酸化もしやすい(金属の粉末は消防法で指定を受ける可燃物です)
      ・アルミニウム合金の造形は不純物に弱い。わずかでも、検査で検出できないレベルでも粉の中に不純物が混ざるととんでもなく強度が落ちるので(特に疲労強度)相当に高度な管理をしなければならない。
      ・ジュラルミン並みに高強度アルミニウムは商用レベルでは確かまだ無理(出力後に高度な熱処理する奴は別)

      3Dプリンタのコマーシャルレベルでアルミニウム合金造形対応しているのはドイツのEOS社とコンセプトレーザー社ぐらいしかないはず。そんな状況だから材料も高い。
      今回のこれはNTTと共同言うてるので装置はEOS社だろうと思われる。故にやってできない事は無いのだろうが、強度の問題と、難易度的に断念なんでしょうな。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        チタンにした方が、小金持ちっぽくて人気だからだろ
        • by Anonymous Coward

          もちろんそれもあると思う。
          3Dプリンタ用の材料はチタンもアルミも大して金額変わんないか、下手すりゃアルミの方が高いんで、それだったらチタンの方が何事も深く考えない人には人気でしょうし。

        • by Anonymous Coward

          それならフレーム丸ごとチタンにするでしょ。
          猫も杓子もカーボンな時代、
          敢えてチタンフレームってだけで通ぶれるのもポイント高いです。

          • by Anonymous Coward

            ところが全部チタン構造で出力となると、おそらくEOSの巨大なタイプにしなきゃならんが、一説によると7億円だそうなのでさすがにないと。

            ただDMMが絡んでるらしいんで、インテリヤクザが裏家業で稼いだ金はたっぷりあるだろうし是非やってほしいもんだな。

          • by Anonymous Coward

            日本人は異材質とか好きだからね。
            チタン単体ってよりもチタンとカーボンのハイブリッドとか言った方が受ける。
            日本人はチタン大好きで神格化しているけど、それはカーボンも一緒なんだよ。
            むしろ自転車では後発の分、アゲる奴等は多い。
            実際スラドでだっていろんなネタでカーボン万能説をブチ上げた人は多々居るのを見た事有るだろ?

            これ、フレーム的に見るとラグだけ職人に作らせてカーボン繋げば、ずっと安くて良い物が出来るんだよなぁ。
            今でも職人が手で削ってカーボンパイプ接着して作っている。
            職人の手作業が3Dプリンタで自動化出来るって事なんだろうけど、材質として良くなる訳でも安く出来る訳でも無い。
            だから自転車好きや自転車としての実用性を冠がえる人向けってよりも、ガジェットとしての意味の方が多い商品だろ。

            いやむしろ、cerevoが自転車用ガジェット業界に喰らい込む為のRIDE-1の為の箔付け話題作り用だな。
            本当に欲しいのはGoProの次の流行ガジェットの座位でないかな。

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