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PFUが裁断なしにスキャンできるドキュメントスキャナを発表 129

ストーリー by hylom
ページめくり代行は違法か議論したい 部門より

PFUがドキュメントスキャナ「ScanSnap」の新モデル「ScanSnap SV600」を発表した(プレスリリース)。 書籍などを裁断せず、そのままスキャンできるのが特徴。TarZ 曰く、

「自炊」の諸問題が再燃する危機。これはけしからん。そしてA3までスキャン可能!

類似の製品でエリアイメージセンサを使った安価なものは見たことがあるが、これはちゃんとラインCCDセンサを使っている。

直販価格は5万9,800円。スキャン時間は見開きで3秒以下、ページめくりを検出して自動でスキャンを実行する機能も搭載されている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by maia (16220) on 2013年06月13日 20時47分 (#2400859) 日記

    A3でカラー/グレー600dpi、白黒1,200dpi相当というから、相当な画素数になる。性能としては前者を基準に考えればいいと仮定すると、単純計算で9920×7086=約7000万画素相当。さすが、ラインCCDセンサーで、ヘッドを首ふりさせているだけの事はある。

    つまり首ふり機構が主要な可動部になる。フラットベッドスキャナの末路はセンサーの搬送機構の故障だから、やはり可動部がネックになるのは同じか。

    あと、平面資料向きの商品企画なので、そこは評価するとして(それはさておき)、(ないものねだりにはなるが)半開きの書見台のようなクレードル形式(120度~130度くらいかな)が課題になる。本のデジタル化のネックは、のどの開きで、180度開きは一般化しにくい。ページの反りも少ないから、押さえて平面を保つのもやりやすい。開発中止になった、ION AUDIOのBOOK SAVERも角度はそんなもの(GIGAZINE [gigazine.net])。

  • というのか,最近のあのコーナーはいつから
    「ちょっと微妙な商品」から「いま話題の商品」を紹介するようになったのだ。
    首振りも良い感じだし,補正も文字に限れば問題なさそうですね。
  • by deepsix (2374) on 2013年06月14日 11時40分 (#2401202) 日記
    盛り上がってるのでみなさんに聞きたいが、みなさんの自炊目的とはなんですか?

    最近の私の読書スタイルとしては。
    1)気になる本があればまずカーリルで図書館の蔵書検索。

    2a)蔵書があればそのまま予約
    3a)読み終わって読み返すべきと思えば自分で購入(ほとんど該当なし)

    2b)蔵書がなければ購入(購入については再考しますが)
    3b)読み終わって読み返すべきと思えば保管、読み返す必要がなければブックオフで換金

    4)置き場所がなくなってくれば幾つか選択して、それらをキンコーズで裁断してもらい自炊して紙の書籍は廃棄する

    という流れが定着してきました。自炊していない頃は、本への愛着ではなく「必要になるかも」という未知なる不安からついつい残してしまうという状況でした。

    なので私の自炊目的は単純に保管場所の節約です。非破壊自炊ができることはキンコーズに払う200円程度がウクに過ぎない。その代わりにしいられる作業が膨大かなぁと。

    そんな私には非破壊で自炊できるメリットがピンとこない。紙の本と電子化されたデータの両方が欲しければ、それこそブックオフで買いたして自炊したら捨てれば良い訳で。ブックオフでも高額な場合には諦めるとか、値段下がるまで待つとか。いらなくなった人からもらうとか。
    もちろん、そんな理由で最初から電子書籍と紙の本両方ある場合は電子書籍を買うことがほとんどです。

    多少荒れそうなネタ振りしてますが、問いかけの目的は。どう言ったニーズがあって、どれぐらいの数でそれが支持されるんだろうというのが知りたいです。自炊も定着してきたと思います。自炊が楽しい人ばかりでなく、目的持って日々?自炊してる人がかなりの数いると思うので教えてください。
    --
    職業としてのプログラマ
  • これを使うと、裁断スキャンに比べて異常に人件費がかかるため、裏ワザ「流用」を使わない限り自炊代行の商売になりません。
    裏ワザは裁断スキャンでもダメですから問題ない。

    個人が個人的にスキャンすることを法的に問題にするのは今のところしてませんから、
    それが非破壊かつ安上がり(カッター要りませんから)にできたとしても文句を言われる筋合いはないのでは。
    「本の悲鳴」も聞こえませんし良いことしかない。

    • by hahahash (41409) on 2013年06月13日 19時48分 (#2400824) 日記

      日記の方で出てた問題になりそうな点は、

      友達から、あるいは図書館で本を借りてスキャンして返す。
      ブックオフで買ってスキャンしてブックオフで売る。
      のようなことが容易にできてしまう点。

      あと、

      破壊スキャンではあまり問題にされなかった、
      『自炊とか言ってる奴らは、スキャン後転売するんじゃないのか?』
      という誹謗が再燃すること。

      ですかね。

      親コメント
      • >あるいは図書館で本を借りてスキャンして返す。
        新品、あるいは古本が容易に入手可能な最近の本ならばらしてスキャンの方が手間賃考えれば圧倒的に楽・安価なんで問題なし。

        むしろ図書館にしかないような絶版本・稀覯本のスキャンにこそ威力を発揮しそうです。
        とりあえず、著作権切れ文献を片っ端からスキャンしまくって、青空文庫なり杉田玄白なりグーテンベルクなりで公開されると嬉しいな。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年06月13日 20時16分 (#2400844)

        > 『自炊とか言ってる奴らは、スキャン後転売するんじゃないのか?』

        それこそ法律を盾に批判してる連中相手であれば、別に何か問題でも? と返せば済む気がしますが。
        # それすら面倒なので電子版買い直してるけど

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年06月13日 20時28分 (#2400852)

        それのどのあたりが問題なのか教えていただけますか?
        完全に私的複製の範囲内で、問題点が見当たりません。

        親コメント
        • by hahahash (41409) on 2013年06月13日 22時02分 (#2400920) 日記

          合法ですが、それでも問題になりそうな気がします。

          このような状況が簡単になって、やる人間が増えてくれば、
          どこかで著作権者や出版社が文句を言い出すに違いなくて、
          文句を言うだけならいいですが、私的複製に制限がかかる方向に移行すると、
          これまで平気だったことも平気じゃなくなる可能性があってイヤ。

          で、ここからは個人的感覚ですが、このスキャナで簡単にできるようになる、
          『スキャンした後原本を売る』とか『借りた本をスキャンして返す』という行為は、
          『よくない(=あらためて議論されたら、これを違法とする方向になってもおかしくない)』と思う。

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        • by Anonymous Coward on 2013年06月13日 21時09分 (#2400875)

          法律を覚え始めた人にありがちな勘違いなんだけど、法律が先じゃないんだよね。
          社会的に問題となることがあってから法律が作られるの。

          スキャン済みの書籍が派手に中古市場に出回るようになれば、社会問題になるのはわかりきってる。
          譲渡権の消尽あたりが見直されることになるだろうね。

          親コメント
      • gdgdと権利叫ぶ前にまっとうな電子書籍システム用意して需要を消滅させれば話が早いのにね。

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  • by renja (12958) on 2013年06月13日 19時25分 (#2400807) 日記

    家族、とくに親戚の子供には見せられるようなものじゃないけど好きな漫画や小説をしまう場所に困らなくなる!

    #遊びに来るたびに本を漁って行くので冷や汗もの

    --

    ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
  • この形式のものを10年以上前に見たことあります。
    製本雑誌のように重いものとか傷んでいるものをコピーするのに重宝していました。
    コピー機だったので当然スタート用のフットペダルがついていましたが
    これにはオプションでもつかないようですね。そこはちょっと残念かな。

  • 経験的には通常のドキュメントスキャナでグレースケール600dpiが「最低限」のラインなので, 今回のものの歪み補正600dpiがはたして実用に耐えうる物なのか, しばらくは人柱待ちですね.

  • いつかは出てくると思ってたけど、思ったよりもずっと早く出てきたなぁ。

    正確なところは実機のレビュー待ちになりますが、湾曲補正機能の性能によっては社会問題になる可能性があります。
    動画を見る限り、「読みながらスキャンする」という作業が可能で、読むついでであればページめくりの手間もさほど気にならないでしょう。
    従来の断裁スキャンとどちらが手間かと言われると、むしろこちらの方が手軽かもしれません、

    で、これを使ってやられると、出版社が大いに困るのか
    ・図書館で借りてきた本をスキャン
    ・ブックオフで買ってきた本をスキャンしてまたすぐに売る
    ・友人、知人に借りた本をスキャン
    このあたり。
    これが定着してしまうと、話題作、ベストセラーと呼ばれている本が、発売日から一定期間を過ぎるとととたんに売れなくなります。

    現在の出版社は、ほとんどが赤字すれすれで新刊を沢山出して取次の一時金で資金を回しつつ、たまに出るベストセラーで回収して総合的に黒字に持ってくるというモデルになっています。
    著作権法の出版権の仕組みや高度な取次流通システムなどのおかげで、業界ぐるみで自転車操業することを可能にしており、このシステムのおかげで、日本では世界一豊富な品揃えの世界一高品質な書籍を世界一安い価格で入手することが出来るわけです。
    しかし、非破壊スキャンによる図書館や古書店を経由した二次流通が増えてくると、中古市場に一定数の数が提供された時点で新刊の売れ行きがぱたとやんでしまうことになります。
    この結果、ベストセラーによって回収出来ていた利益が大幅に減ることになり、おおよそ全ての出版社の資金繰りが猛烈に悪化していくことになります。
    出版社がつぶれてしまえばやがて新刊の提供そのものがされなくなりますので、取次から書店から印刷所まで一蓮托生であぼんしてしまうことになります。

    つまり、紙の書籍にまつわるエコシステムそのものが破壊されてしまうと言うことです。

    その結果、電子書籍への移行が行われるということもあるかもしれませんが、混乱から立ち直るのは相当な期間を要することになるでしょう。
    その混乱の間に多くの作家が廃業し、電子書籍で提供される本のクオリティも大きく下がってしまうことになります。

    これが考え得る最悪のシナリオです。
    実際には、そうならないように国ぐるみでいろんな対策をとってくると思います。
    例えば、図書館の本はすべて館外持ち出し禁止になるとか、三ヶ月程度で薄れてろくに読めなくなるようなインクで本が印刷されるとかね……。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • by Anonymous Coward on 2013年06月14日 1時08分 (#2401020)

      考え過ぎじゃないかなあw
      エコシステムの破壊、なるほど。
      で、ブックオフって知ってます?

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    • by Anonymous Coward on 2013年06月14日 2時47分 (#2401039)

      規制側の都合のいい理由にはされるだろうけど、売り上げが落ちる直接原因にはならないでしょ。
      これで売り上げが落ちるためには一家に一台レベルで普及しないとだけど、そんな未来くるわけないじゃん。

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    • by Anonymous Coward on 2013年06月15日 16時23分 (#2402021)

      >日本では世界一豊富な品揃えの世界一高品質な書籍を世界一安い価格で入手することが出来るわけ

      そんな間違ったことを信じているのは、出版社の人だけかも。
      店頭ではなく出版の時点で品揃えは偏っているし、誤字脱字はおろか校正しているのかというレベルの低品質で、売れ筋の本など価格は世界いと高いといっても過言ではない。

      お金によって物を書いたり刷ったり流通したりする文化が消滅するのは、文化を振興するために有益かもしれない。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2013年06月13日 19時23分 (#2400805)

    レゴマスターが自動めくり機をつくってくれるよ。
    あと、立体物もスキャンできていいね。ねことか。

  • by Anonymous Coward on 2013年06月13日 19時44分 (#2400819)

    これをつかえば図書館で借りた本をスキャンして返却できるから、図書館が繁盛しそうだ。

    • 紙資料のpdf化スキャンをやったことがありますが、ADFの方が絶対に楽。
      本を見開き1ページずつ読ませて行く作業だと、紙の枚数だけ1つずつ手を動かして…なので
      薄い本(物理的に本当に「薄い本」)なら手間も耐えられるかもしれませんが、
      新書程度でも音を上げるんじゃないかな(笑)

      もしかして、スキャナを設置して時間貸しすれば、利用時間が伸びて稼げる?

      でも途中で「バイト代払うから代わりにやってぇ~」と泣きつかれそうな予感。
      ※「自」炊じゃないとダメですからねぇ。

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  • by Anonymous Coward on 2013年06月13日 19時48分 (#2400823)
    製本された書籍は厚さ30mmまで、とありますね。
    結構バックリと開かないといけないのではと思います。
    また、ページを押さえている指は写り込まないのか、も気になるところ。
    • by Anonymous Coward on 2013年06月13日 20時50分 (#2400861)

      具体的にどの程度補正できるのか(指の映り込みとか含め)はINTERNET Watchの記事が参考になるかと。
      付属のソフトで、指やクリップの映り込みをレタッチできるとか。

      PFU、オーバーヘッド構造で非接触型の「ScanSnap SV600」
      http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130613_603568.html [impress.co.jp]

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    • by Anonymous Coward

      > 見開きにした本の湾曲を自動的に補正する
      とあるので、ぱっくり開かずページをガッツリ押さえなくともスキャンできるかと。
      品質には妥協の必要があるでしょうけど。
      綺麗にスキャンしたければやっぱ裁断したほうがいいでしょう。

      こだわる人は両方買わなきゃならんのかなw

  • by Anonymous Coward on 2013年06月13日 19時55分 (#2400830)

    HHKといいスキャナといい、PFUは大手(富士通)の関係会社なのにニッチに喜ばれるいい仕事するなあ。

  • by Anonymous Coward on 2013年06月13日 19時56分 (#2400832)

    価格的にA3フラットヘットスキャナより安いね。

    #A3フラットヘッド買うよりも、A3複合機買った方が安いのは知ってる

    あとさ、最大読み取り寸法なんだが432mm×300mmになっている。
    これ、縦方向がA4のままで、幅がレターまで拡張した、雑誌でよくある「A4ノビ」あるいは「A4変形版」の見開きが乗せられるサイズ。

    これはいい。PFU本気だわ。

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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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