アカウント名:
パスワード:
私は公認会計士だけど、伝統的な製造業の製造原価内訳は、ざっくり材料費40%+人件費40%+製造間接費(製造設備の原価償却費や水道光熱費など)20%くらいのイメージだなあ。もちろん業種によってさまざまで、ハイテク機器は材料費(部品費)の比重が多くなるのはわかるけど、いくらなんでもそれ以外が安すぎじゃないですかね。特にFoxconに委託しているのであれば、委託加工費(人件費の一部)がそれなりにかかっているんじゃないの?
ちょうざっくり確認してみた。基準年とかずれてるけど概算ということで。間違いあれば指摘ください。
ソースのプレスリリースによれば、材料費以外の製造原価(manufacturing cost)は160-156.20=3.80ドル。これをすべてFoxconnへの委託加工費と仮定する。 2014年にiPhoneは約7500万台売れた [nikkeibp.co.jp]らしいから、すべてFoxconnが製造したとして、3.80ドル×7500万台 = 285 millionドル。これがiPhoneの製造受託によるFoxconnの売上になるはず。
一方、Foxconnの2014年の売上高は4兆2124億7300萬台湾ドル(by wikipedia)。1台湾ドル=0.3USドル(by Yahooファイナンス)として、1,264 billion USドルになる。
すると、Foxconnの
為替レートが1ケタ違いますよ。また、7,500万台というのは第4四半期の数字で、2014年全体(会計年度2014年第2四半期~2015年第1四半期)の出荷台数は1億9千万台です。
Appleへの売上の依存度が高いと評されるFoxconnにしては、iPhoneによる売上の割合が低すぎると思う。
どれぐらいの割合を想定しているのかわかりませんが、2014年のiPhoneの売上額自体が1,200億ドル程度なので、Foxconnの売上高(こちらも1,200億ドル程度)の何割もをiPhoneの製造委託費が占めるというのは考えにくいですね。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
材料費以外が安すぎちゃう? (スコア:2, 興味深い)
私は公認会計士だけど、伝統的な製造業の製造原価内訳は、
ざっくり材料費40%+人件費40%+製造間接費(製造設備の原価償却費や水道光熱費など)20%くらいのイメージだなあ。
もちろん業種によってさまざまで、ハイテク機器は材料費(部品費)の比重が多くなるのはわかるけど、
いくらなんでもそれ以外が安すぎじゃないですかね。
特にFoxconに委託しているのであれば、委託加工費(人件費の一部)がそれなりにかかっているんじゃないの?
Re: (スコア:1)
ちょうざっくり確認してみた。基準年とかずれてるけど概算ということで。間違いあれば指摘ください。
ソースのプレスリリースによれば、材料費以外の製造原価(manufacturing cost)は160-156.20=3.80ドル。
これをすべてFoxconnへの委託加工費と仮定する。
2014年にiPhoneは約7500万台売れた [nikkeibp.co.jp]らしいから、すべてFoxconnが製造したとして、
3.80ドル×7500万台 = 285 millionドル。これがiPhoneの製造受託によるFoxconnの売上になるはず。
一方、Foxconnの2014年の売上高は4兆2124億7300萬台湾ドル(by wikipedia)。
1台湾ドル=0.3USドル(by Yahooファイナンス)として、1,264 billion USドルになる。
すると、Foxconnの
Re:材料費以外が安すぎちゃう? (スコア:1)
為替レートが1ケタ違いますよ。また、7,500万台というのは第4四半期の数字で、2014年全体(会計年度2014年第2四半期~2015年第1四半期)の出荷台数は1億9千万台です。
どれぐらいの割合を想定しているのかわかりませんが、2014年のiPhoneの売上額自体が1,200億ドル程度なので、Foxconnの売上高(こちらも1,200億ドル程度)の何割もをiPhoneの製造委託費が占めるというのは考えにくいですね。