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詳しい方に質問です。
コヒーレントではなく、点光源なので鏡面反射しても安全との言い分ですが、逆説的にコヒーレントではなく、点光源だと鏡面反射したら危険なのでしょうか?素人考えでは、問題になるのはルーメン×時間で網膜に損傷を与えるか否かだと考えていたものでしたが。言い方を変えれば(変換効率は同じと仮定して)同じW数のヘッドランプが同じ照射角を持っていれば、危険性はレーザーでも電球でも一緒なのでは?
もちろんコヒーレントなのでちょうど振幅の頂点の一であれば実効出力の1.4倍になるとかはあるのかもしれませんが、どうぞご教授下さい。
原理原則的な話としては,インコヒーレントな光の足し算は強度を足し算。コヒーレントな光の足し算は電場の足し算になる。
なので,位相が全部揃ってた場合には,ΣEi^2と,(ΣEi)^2の差。n個の電場Eの光を重ねたとすると,インコヒーレント:nE^2とコヒーレント:(nE)^2なので,最大でn倍の差が出ることになる。
空間の光を収束した時には実効的なnは凄まじく大きい数字になるから,レーザーは数mWでも危険だけど,普通の光は数W程度ならかなり収束してもそこまで危険じゃないという話になる。
で,元の質問のインコヒーレントな点光源は危ないかどうか?って話なんだけど,もし,大きさ0の点光源があったとすると,それは自動的にコヒーレントになる。レーザーが出来る前はインコヒーレントな光を細いスリットを通してヤングの干渉実験とかに使えるようなコヒーレントな光を作ってた。
レーザーはイメージとしては波長の大きさくらいの点光源と同じ取扱ができるので危ない。インコヒーレントな点光源はインコヒーレントである以上それより点の大きさが大きくならざるを得ないので,その分,どう光学系で集めても単位面積当たりに集められるエネルギーも小さくなるので,その分安全とは言える。基本的には程度の問題。
詳細なご回答ありがとうございました。おっしゃることを誤解していなければ、MicroVisionがやってるようなレーザーを二軸ミラーでスキャンしているプロジェクターは結構危ないのでしょうか?それとも一点から見て時分割が十分にされているから網膜焼く前に冷却が間に合うと考えていいのでしょうか?
後出しで申し訳ないのですが、質問の起点が報道の技術じゃ蛍光体にぶつけて拡散するんだったら熱設計とコンパクト化がちょっと出来るだけで面白みがない、二次元スキャナで光線をスキャンできればダイナミックに配光特性も変えられるし、良いんじゃない?というところだったので。
(もちろん白色レーザーとは言いません、三原色を加算する方向で考えています。
危険性はレーザーの方が大きいのは波束が長いからだ。
一旦角度をもって放たれた非コヒーレント光が収束する見込みはないが、レーザーであれば干渉できるので収束することもある。
逆説的にコヒーレントではなく、点光源だと鏡面反射したら危険なのでしょうか?
危険です。そのような光源は空間的にコヒーレントな光源と呼ばれ、レーザーと同様に網膜上で非常に小さいスポットに集光する可能性があります。時間的にコヒーレントであるレーザーとは光学的特性は異なりますが、危険性は同様と思っていいです。安全規格でも、レーザーと同じ基準が適用されます。電球などのような熱光源とは全く異なる性質です。
#タイポだと思いますが、今回のトピックに出ている光源は「コヒーレントでもなく点光源 でもない 光源」ですので、念のため。#レーザーで蛍光物質をポンプして発光させていて、出てくるのはインコヒーレントな蛍光だから安全ですよ、ということです。
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
コヒーレントではなく、点光源だから安全? (スコア:1)
詳しい方に質問です。
コヒーレントではなく、点光源なので鏡面反射しても安全との言い分ですが、
逆説的にコヒーレントではなく、点光源だと鏡面反射したら危険なのでしょうか?
素人考えでは、問題になるのはルーメン×時間で網膜に損傷を与えるか否かだと考えていたものでしたが。
言い方を変えれば(変換効率は同じと仮定して)同じW数のヘッドランプが同じ照射角を持っていれば、危険性はレーザーでも電球でも一緒なのでは?
もちろんコヒーレントなのでちょうど振幅の頂点の一であれば実効出力の1.4倍になるとかはあるのかもしれませんが、
どうぞご教授下さい。
Re:コヒーレントではなく、点光源だから安全? (スコア:1)
原理原則的な話としては,インコヒーレントな光の足し算は強度を足し算。コヒーレントな光の足し算は電場の足し算になる。
なので,位相が全部揃ってた場合には,ΣEi^2と,(ΣEi)^2の差。n個の電場Eの光を重ねたとすると,インコヒーレント:nE^2とコヒーレント:(nE)^2なので,最大でn倍の差が出ることになる。
空間の光を収束した時には実効的なnは凄まじく大きい数字になるから,レーザーは数mWでも危険だけど,普通の光は数W程度ならかなり収束してもそこまで危険じゃないという話になる。
で,元の質問のインコヒーレントな点光源は危ないかどうか?って話なんだけど,もし,大きさ0の点光源があったとすると,それは自動的にコヒーレントになる。レーザーが出来る前はインコヒーレントな光を細いスリットを通してヤングの干渉実験とかに使えるようなコヒーレントな光を作ってた。
レーザーはイメージとしては波長の大きさくらいの点光源と同じ取扱ができるので危ない。インコヒーレントな点光源はインコヒーレントである以上それより点の大きさが大きくならざるを得ないので,その分,どう光学系で集めても単位面積当たりに集められるエネルギーも小さくなるので,その分安全とは言える。基本的には程度の問題。
Re:コヒーレントではなく、点光源だから安全? (スコア:1)
詳細なご回答ありがとうございました。
おっしゃることを誤解していなければ、
MicroVisionがやってるようなレーザーを二軸ミラーでスキャンしているプロジェクターは結構危ないのでしょうか?
それとも一点から見て時分割が十分にされているから網膜焼く前に冷却が間に合うと考えていいのでしょうか?
後出しで申し訳ないのですが、質問の起点が
報道の技術じゃ蛍光体にぶつけて拡散するんだったら熱設計とコンパクト化がちょっと出来るだけで面白みがない、
二次元スキャナで光線をスキャンできればダイナミックに配光特性も変えられるし、良いんじゃない?というところだったので。
(もちろん白色レーザーとは言いません、三原色を加算する方向で考えています。
Re: (スコア:0)
危険性はレーザーの方が大きいのは波束が長いからだ。
一旦角度をもって放たれた非コヒーレント光が収束する見込みはないが、レーザーであれば
干渉できるので収束することもある。
Re: (スコア:0)
逆説的にコヒーレントではなく、点光源だと鏡面反射したら危険なのでしょうか?
危険です。
そのような光源は空間的にコヒーレントな光源と呼ばれ、
レーザーと同様に網膜上で非常に小さいスポットに集光する可能性があります。
時間的にコヒーレントであるレーザーとは光学的特性は異なりますが、危険性は同様と思っていいです。
安全規格でも、レーザーと同じ基準が適用されます。
電球などのような熱光源とは全く異なる性質です。
#タイポだと思いますが、今回のトピックに出ている光源は「コヒーレントでもなく点光源 でもない 光源」ですので、念のため。
#レーザーで蛍光物質をポンプして発光させていて、出てくるのはインコヒーレントな蛍光だから安全ですよ、ということです。