アカウント名:
パスワード:
日本だって太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーが、それ以外の従来の電源に較べて不安定なのは変わりません。だけどいろいろと対策は進んでいるようです。
まずはミクロレベルの話。日本では最近、パワーコンディショナが「多数台連系対応」というものに置き換わり始めています。簡単に言うと、太陽光発電している家が一つの柱上トランスにぶら下がっているようなケースの時、相互干渉してしまって安全性や安定性を損なう減少を防止する技術に対応しているもの、だそうです。従来はこれが原因で系統接続不可とかそういうこともあったとか。そこで従来は確度は高めだが誤作動も多い安全機構で、ちょっとでも危なそうと言う事になると連携運転を切るしか無かったそうです。それを改善して、系統の状態を検知し、そこを調整をとってうまくやるのだとか。つまりは太陽光発電が住宅の標準になっていく時代に対応してるってことですね。
次にもう少し視野を広げ、マクロレベルだと。環境省が大規模な実験を実施中 [itmedia.co.jp]といった話や、HEMSとスマートメータなども動きが盛んです。不安定な分散電源への流れが急速に進んでいる流れがもはや止められない中急速に進歩しているみたいです。(この背景には重電インフラ分野へと日本の電機業界が舵を切っていることも無関係ではないとか。上手く技術開発できれば売れますからね!)また、電力会社側も電力安定化の技術開発を行っており、関東に次ぐ大規模集積地である九州電力では系統接続の見通しを700万kWと大幅に増やしているそうで、これは管内における12月の最大需要が1300万kWのその半分以上にあたるんだとか。それでも今後、系統安定化に関する技術開発を進めることで、なんとかなると考えている [nikkeibp.co.jp]らしいです。
一方で、沖縄電力と、北海道電力はすでに系統接続を制限しています。これは山間部や郊外で土地が安く、安価に太陽光発電や自然エネルギー発電ができる所は、そもそも送電線の容量が小さいために受入れが困難になっていると言う話だそうです。特に沖縄電力は独立系等になっている所が多く、電力の変動を吸収しきれない [nikkan.co.jp]のだとか。これに対してすでに対策のための実証実験がきまっている [nikkeibp.co.jp]そうですが、それでも数年はかかる模様。その間に太陽光発電は買い取り価格が安くなるので(来年四月からは一気に1kwhあたり10円下がると言う話まである)日本の場合は、ブームは一段落する形になるかも知れません。
なお、スルーされてましたが太陽光発電は、すでにグリッドパリティを達成している [srad.jp](再生可能エネルギーによる発電コストが既存の電力のコストより安くなる)とするタレコミもありました。
↑グリッドパリティのお話、日本で20円/kWhの基準で達成間近とされていますね。日本は年間発電量がキロワットあたり約1050kWh [standard-project.net]ですが、ハワイならさらに発電量は増えそうですし、また電気代も高いという記事の内容からすると、ハワイでは既にグリッドパリティは達成されているかと思います。
グリッドパリティ達成間近ってのは、安定化のためのバッテリを含まない計算だからなぁ。廃棄・処分を考えないで原発の発電コストを算出するのと同じで、都合がいい計算に過ぎない。
発電コストの話をしているのに、送電コストのことを突然言われても困りますね
出力不安定な発電源を、送電網に安定的に接続する為の設備であれば、現状発電コストに入れるのでは?
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級
「電力網の安定性と安全性」日本では (スコア:5, 参考になる)
日本だって太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーが、それ以外の従来の電源に較べて不安定なのは変わりません。
だけどいろいろと対策は進んでいるようです。
まずはミクロレベルの話。
日本では最近、パワーコンディショナが「多数台連系対応」というものに置き換わり始めています。
簡単に言うと、太陽光発電している家が一つの柱上トランスにぶら下がっているようなケースの時、相互干渉してしまって安全性や安定性を損なう減少を防止する技術に対応しているもの、だそうです。従来はこれが原因で系統接続不可とかそういうこともあったとか。そこで従来は確度は高めだが誤作動も多い安全機構で、ちょっとでも危なそうと言う事になると連携運転を切るしか無かったそうです。
それを改善して、系統の状態を検知し、そこを調整をとってうまくやるのだとか。つまりは太陽光発電が住宅の標準になっていく時代に対応してるってことですね。
次にもう少し視野を広げ、マクロレベルだと。環境省が大規模な実験を実施中 [itmedia.co.jp]といった話や、HEMSとスマートメータなども動きが盛んです。不安定な分散電源への流れが急速に進んでいる流れがもはや止められない中急速に進歩しているみたいです。(この背景には重電インフラ分野へと日本の電機業界が舵を切っていることも無関係ではないとか。上手く技術開発できれば売れますからね!)
また、電力会社側も電力安定化の技術開発を行っており、関東に次ぐ大規模集積地である九州電力では系統接続の見通しを700万kWと大幅に増やしているそうで、これは管内における12月の最大需要が1300万kWのその半分以上にあたるんだとか。それでも今後、系統安定化に関する技術開発を進めることで、なんとかなると考えている [nikkeibp.co.jp]らしいです。
一方で、沖縄電力と、北海道電力はすでに系統接続を制限しています。これは山間部や郊外で土地が安く、安価に太陽光発電や自然エネルギー発電ができる所は、そもそも送電線の容量が小さいために受入れが困難になっていると言う話だそうです。特に沖縄電力は独立系等になっている所が多く、電力の変動を吸収しきれない [nikkan.co.jp]のだとか。これに対してすでに対策のための実証実験がきまっている [nikkeibp.co.jp]そうですが、それでも数年はかかる模様。その間に太陽光発電は買い取り価格が安くなるので(来年四月からは一気に1kwhあたり10円下がると言う話まである)日本の場合は、ブームは一段落する形になるかも知れません。
なお、スルーされてましたが太陽光発電は、すでにグリッドパリティを達成している [srad.jp](再生可能エネルギーによる発電コストが既存の電力のコストより安くなる)とするタレコミもありました。
Re: (スコア:0)
発電所や変電所に近い家は上限近くで、遠くへ行くほど徐々に電圧が下がっていって、
末端でも限度を下回らないように慎重に調整されてる。グラフにすると右肩下がり。
それが、末端側に太陽発電を接続する家が増えてくると、上流と末端の両側が電圧が高く、
真ん中辺りが一番低いという、グラフで見ると真ん中が凹んだ形になる。
その全体が、上限下限に違反しないように調整が必要なので、
実は適当にじゃんじゃん太陽光発電を繋げいでいけばいいと言うものでもない。
日本の場合は、電気料金が高
Re: (スコア:0)
↑グリッドパリティのお話、日本で20円/kWhの基準で達成間近とされていますね。
日本は年間発電量がキロワットあたり約1050kWh [standard-project.net]ですが、ハワイならさらに発電量は増えそうですし、また電気代も高いという記事の内容からすると、ハワイでは既にグリッドパリティは達成されているかと思います。
Re: (スコア:0)
グリッドパリティ達成間近ってのは、安定化のためのバッテリを含まない計算だからなぁ。
廃棄・処分を考えないで原発の発電コストを算出するのと同じで、都合がいい計算に過ぎない。
Re: (スコア:0)
発電コストの話をしているのに、送電コストのことを突然言われても困りますね
Re: (スコア:0)
出力不安定な発電源を、送電網に安定的に接続する為の設備であれば、現状発電コストに入れるのでは?