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>レコード業界に詳しい塙耕記さんは、「温かみのあるレコードらしい音に魅力を感じた人が、再びレコードに戻ってきているのではないか」と話しています。
「レコードらしい音」って具体的にはどういう音なんだろう。イコライザーやらアンプやスピーカーでナンボでも音は変わると思うけど、それとは違う?なんとなくAMトランジスタラジオから流れてくる音楽を想像してしまう。
ヒント:CDのサンプリング周波数
サンプリング周波数を問題視する人は多く、問題がないとは言いませんが大きな問題ではないと思いますよ。まず、レコードを192kHzでサンプリングしてFFTで周波数成分を見ても22kHz以上の音などないに等しいです。また20kHz以上の音が聞こえるという科学的根拠はないので、44.1kHzというサンプリングレート、記録できる上限が22kHzというCDの規格で十分です。
で、現在のオーディオ用DACで使われている8倍オーバーサンプリングのインタポレーションフィルタやΔΣ変調方式のDACは22kHzまでの源信号をよく再現します。22kHzまでであれば、CDでもほぼ正確に再現できるんですね。帯域的にはレコードと大差はないし、再現性という点では44.1kHzサンプリングのCDのほうが上でしょう。
インタポレーションフィルタのようなものが音に影響をあたえるという意見もあると思いますが、アナログレコードのRIAAフィルタは±20dBというかなり乱暴なもので、インタポレーションフィルタのようなものの存在を問題視するのなら、RIAAフィルタのほうもかなりの問題だと認識するのが公平じゃないかと思います。
CDの話題でオーバーサンプリングの話を持ち出してはいけませんインターポレーションフィルタによりリンギングが発生して音が悪くなるからですテストCDを使ってCDプレーヤで再生した正極インパルスの波形は実に醜いリンギング波形になりますこんな波形を出力するCDプレーヤの音が良いはずがありませんこれはオーディオマニアの常識です
>まず、レコードを192kHzでサンプリングしてFFTで周波数成分を見ても22kHz以上の音などないに等しいです。
FFTでは分析不可能な低レベルの成分がレコードの素晴らしい臨場感を与えているのです媒質(空気)による音波の吸収の影響やHRTF(頭・耳介による周波数特性・指向特性)を問題にしてはいけません
ネタにマジレスですが
>正極インパルスの波形は実に醜いリンギング波形
インパルス応答を問題視するのも意味がわからないですよね。アナログでもLPFはリンギングが出るわけだし、実測したことはないですが多くのRIAAフィルタの過渡特性も酷いものだろうと思うのですが。美しい?Sinc波形を見せられて、これはダメだと感覚的に思ってしまうのでしょうが論理的ではないなあ、と。
×アナログでもLPFはリンギングが出るわけだし○アナログ・フィルタでも設計によってはリンギングが出るわけだし
チャンネル・ディバイダなどではリンギングの出る特性のフィルタを使うことはありますね(でもオーディオマニアはそれを無視する)
オーディオマニアでオーバーサンプリングさせずにCDを再生している人、今やどれだけいるのだろう?その界隈で最新の話題であるdCS Vivaldiですら、オーバーサンプリングさせるのが普通の使い方ですよね。(まぁいろいろな工夫が合っての現状のようですが)
PCM→PDMのΔΣ-DACは実態としてほぼ全てオーバーサンプリングですので、オーディオマニアに限らずCDはオーバーサンプリングで再生されますね。
PCM→PCMのサンプルレート変換自体は、非リアルタイムであればほぼ理想(変化を聴取不可能)なものが実用化されていますが、それを使ったとしても、同じDACで動作サンプルレートが違うとわずかに音が違ってきますね。オーバーサンプリングだとLPF設計条件はゆるくなりますので、ハイエンドでの減衰が少なかったり位相をあまり回転させたりしなくても良くなるわけですが、そうすると相対的にハイエンドの量は増えますので、「音が良くなった」という感想はそこから来ていると推測しています。
で、実際に音の変化をもたらすのであればオーバーサンプリングもリスナ側における加工処理に分類されますので、アンプを変えるとかスピーカを変えるとかと同じ話になります。ピュアオーディオ方面は原音再生を標榜しつつ音の加工をしまくるので、その方向性はブレてないと思いますねー。平常運行です。
最近あんま原音再生って言わないんじゃないかなー私の知る範囲だけかも知れないけど。
好きな音出ればいいじゃないか。と。
きちんとサンプリング前にLPFをかけていれば、インパルスが記録されることはないです。インパルスをサンプリングしようとしたら、LPFによって実に醜い(?)リンギング波形が記録されるはずです。
表現がおかしいな。RIAAは高域と低域をイコライジングしているだけですよ。テープも普通にイコライジングします。最新のサンダーボルトのLVDSだって、高域のイコライジングすることによって10Gbpsの領域でメタルで伝送ができるのですよ。もっとも、コネクタの直下にドライバICを仕込むという大変な伝送速度ではあるけど。
> まず、レコードを192kHzでサンプリングしてFFTで周波数成分を見ても22kHz以上の音などないに等しいです。
LP末期はデジタルマスタリングされたものが多かったと思いますが、どの時代の盤の話でしょうか。録音~カッティングまでの過程で一度でもデジタル化されていれば、その時点で高域はカットされて当然では?
現在新規に制作される盤はどうなんでしょうね。デジタルで編集しておいて「アナログの方が原音に忠実」とか語ってないよね、まさかね。
>LP末期はデジタルマスタリングされたものが多かったと思います
なるほど、それはあり得ることですね。調べたのは80年台初頭のものでテープ由来のヒスノイズも聞こえますが時代的にマスタリングの過程でデジタルを経ている可能性は否定できませんね。
>現在新規に制作される盤はどうなんでしょう
現在はDSDや192kHzなど高いサンプリングレートでミックスダウンまで行われているそうで、CDのマスターにするときに44.1kHzにリサンプルされるようなので、元の音源を使えば問題ないと思われます。80年代当時がどうだったかは知りません。
ただ、20kHz以上が聴感に影響を与えるというのはちょっと考えにくいものがあります。20kHz以上が聞こえるという有意なデータは私が知るかぎりないです。
ここからは仮説ですが、CDの音が悪いといわれる原因として考えられるのは22kHz以上を強力なデジタルフィルタでカットする必要があることではないかと見ています。フィルタのたぐいは極力減らしたほうがいいことは自明で、その意味ではアナログレコードもRIAAのプリエンファシスとデエンファシスという特性を劣化させる要素を持っておりCDより優れているとは言えないというのが先に書いたことです。
おそらく最も理想的なのはDSDや192kHzなどでサンプリングしたデジタルでしょう。可聴域に影響が小さなLPFだけでも対応でき、入り口と出口でフィルタを減らすことができるからです。
> おそらく最も理想的なのはDSDや192kHzなどでサンプリングしたデジタルでしょう。> 可聴域に影響が小さなLPFだけでも対応でき、入り口と出口でフィルタを減らすことができるからです。
現役音屋です。制作プロセス用でしたら、私もこれらが現時点でのベストと考えています。アナログ主体の制作プロセスならDSD、デジタル主体ならハイレートPCMが扱いやすいですねー。
ハイレートPCMに関してはご指摘の通りです。D/A変換時のLPF(多くはチップ組み込みのSCFと外付けアナログフィルタの組み合わせ)の通過域・遮断域の要件がゆるくなり、位相を犠牲にしたフィルタ設計をやらずにすみます。
DSDに関しては、方式上超高域でのダイナミックレンジが少なめという欠点はあるものの、レコーディングの実務としてはPCMより色付けが少ないようで重宝されるようです(<伝聞なのは専門じゃないため。「アナログラインをそのまま記録したみたいだ」という感想が出るとのこと)。ただDSDのままだとデジタルでの加工性が悪いので、アナログ機材を中心に置く構成にするか、DXD(384kHz/32-bit float)に変換した上でデジタル加工になります。ちなみにPCMでも384kHzくらいになると、インパルス応答もそこそこDSDに近づいてきて良い感じです。
# うちも早くポスプロ環境を384kHzに移行したい
DSD録音からマスタリングして、SACDとLPレコードとCDを同梱販売、なんてやってくれると面白そうですね。
ああ、SACDはCD-DAトラック内蔵でないヤツで。# SACDトラックとCD-DAトラックが同一ディスクだとリッピングできなかった記憶が
# SACDトラックとCD-DAトラックが同一ディスクだとリッピングできなかった記憶が
ここらへん [amazon.co.jp]を持ってますけど、普通にリッピングできましたけど?もちろんSACDの再生環境はありません
犯罪者にならないように。
遅レスですが、サンプリング周波数の半分の周波数の音がまともに録音・再生できるとお思いですか?サイン波で思い描いても、ピークを拾えたとしても三角波になり、0レベルを拾ってしまうと無音になります。ある程度の波形を再現するなら数倍~十数倍のサンプリング周波数が必要になりますよ。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
懐古補正? (スコア:2)
>レコード業界に詳しい塙耕記さんは、「温かみのあるレコードらしい音に魅力を感じた人が、再びレコードに戻ってきているのではないか」と話しています。
「レコードらしい音」って具体的にはどういう音なんだろう。
イコライザーやらアンプやスピーカーでナンボでも音は変わると思うけど、それとは違う?
なんとなくAMトランジスタラジオから流れてくる音楽を想像してしまう。
Re:懐古補正? (スコア:0)
ヒント:CDのサンプリング周波数
Re:懐古補正? (スコア:4, 興味深い)
サンプリング周波数を問題視する人は多く、問題がないとは言いませんが大きな問題ではないと
思いますよ。
まず、レコードを192kHzでサンプリングしてFFTで周波数成分を見ても22kHz以上の音などないに等しいです。
また20kHz以上の音が聞こえるという科学的根拠はないので、44.1kHzというサンプリングレート、
記録できる上限が22kHzというCDの規格で十分です。
で、現在のオーディオ用DACで使われている8倍オーバーサンプリングのインタポレーションフィルタや
ΔΣ変調方式のDACは22kHzまでの源信号をよく再現します。22kHzまでであれば、CDでもほぼ正確に
再現できるんですね。帯域的にはレコードと大差はないし、再現性という点では44.1kHzサンプリングの
CDのほうが上でしょう。
インタポレーションフィルタのようなものが音に影響をあたえるという意見もあると思いますが、アナログ
レコードのRIAAフィルタは±20dBというかなり乱暴なもので、インタポレーションフィルタのようなもの
の存在を問題視するのなら、RIAAフィルタのほうもかなりの問題だと認識するのが公平じゃないかと
思います。
Re: (スコア:0, おもしろおかしい)
CDの話題でオーバーサンプリングの話を持ち出してはいけません
インターポレーションフィルタによりリンギングが発生して音が悪くなるからです
テストCDを使ってCDプレーヤで再生した正極インパルスの波形は実に醜いリンギング波形になります
こんな波形を出力するCDプレーヤの音が良いはずがありません
これはオーディオマニアの常識です
>まず、レコードを192kHzでサンプリングしてFFTで周波数成分を見ても22kHz以上の音などないに等しいです。
FFTでは分析不可能な低レベルの成分がレコードの素晴らしい臨場感を与えているのです
媒質(空気)による音波の吸収の影響やHRTF(頭・耳介による周波数特性・指向特性)を問題にしてはいけません
Re:懐古補正? (スコア:3)
ネタにマジレスですが
>正極インパルスの波形は実に醜いリンギング波形
インパルス応答を問題視するのも意味がわからないですよね。アナログでもLPFはリンギングが
出るわけだし、実測したことはないですが多くのRIAAフィルタの過渡特性も酷いものだろうと
思うのですが。
美しい?Sinc波形を見せられて、これはダメだと感覚的に思ってしまうのでしょうが論理的では
ないなあ、と。
Re: (スコア:0)
×アナログでもLPFはリンギングが出るわけだし
○アナログ・フィルタでも設計によってはリンギングが出るわけだし
チャンネル・ディバイダなどではリンギングの出る特性のフィルタを使うことはありますね
(でもオーディオマニアはそれを無視する)
Re:懐古補正? (スコア:1)
オーディオマニアでオーバーサンプリングさせずにCDを再生している人、今やどれだけいるのだろう?
その界隈で最新の話題であるdCS Vivaldiですら、オーバーサンプリングさせるのが普通の使い方ですよね。
(まぁいろいろな工夫が合っての現状のようですが)
Re: (スコア:0)
PCM→PDMのΔΣ-DACは実態としてほぼ全てオーバーサンプリングですので、オーディオマニアに限らずCDはオーバーサンプリングで再生されますね。
PCM→PCMのサンプルレート変換自体は、非リアルタイムであればほぼ理想(変化を聴取不可能)なものが実用化されていますが、それを使ったとしても、同じDACで動作サンプルレートが違うとわずかに音が違ってきますね。オーバーサンプリングだとLPF設計条件はゆるくなりますので、ハイエンドでの減衰が少なかったり位相をあまり回転させたりしなくても良くなるわけですが、そうすると相対的にハイエンドの量は増えますので、「音が良くなった」という感想はそこから来ていると推測しています。
で、実際に音の変化をもたらすのであればオーバーサンプリングもリスナ側における加工処理に分類されますので、アンプを変えるとかスピーカを変えるとかと同じ話になります。ピュアオーディオ方面は原音再生を標榜しつつ音の加工をしまくるので、その方向性はブレてないと思いますねー。平常運行です。
Re:懐古補正? (スコア:1)
最近あんま原音再生って言わないんじゃないかなー
私の知る範囲だけかも知れないけど。
好きな音出ればいいじゃないか。と。
Re: (スコア:0)
きちんとサンプリング前にLPFをかけていれば、インパルスが記録されることはないです。
インパルスをサンプリングしようとしたら、LPFによって実に醜い(?)リンギング波形が記録されるはずです。
Re: (スコア:0)
表現がおかしいな。RIAAは高域と低域をイコライジングしているだけですよ。
テープも普通にイコライジングします。
最新のサンダーボルトのLVDSだって、高域のイコライジングすることによって10Gbpsの領域でメタルで伝送ができるのですよ。もっとも、コネクタの直下にドライバICを仕込むという大変な伝送速度ではあるけど。
Re: (スコア:0)
> まず、レコードを192kHzでサンプリングしてFFTで周波数成分を見ても22kHz以上の音などないに等しいです。
LP末期はデジタルマスタリングされたものが多かったと思いますが、どの時代の盤の話でしょうか。
録音~カッティングまでの過程で一度でもデジタル化されていれば、その時点で高域はカットされて当然では?
現在新規に制作される盤はどうなんでしょうね。
デジタルで編集しておいて「アナログの方が原音に忠実」とか語ってないよね、まさかね。
Re:懐古補正? (スコア:3)
>LP末期はデジタルマスタリングされたものが多かったと思います
なるほど、それはあり得ることですね。調べたのは80年台初頭のものでテープ由来の
ヒスノイズも聞こえますが時代的にマスタリングの過程でデジタルを経ている可能性は
否定できませんね。
>現在新規に制作される盤はどうなんでしょう
現在はDSDや192kHzなど高いサンプリングレートでミックスダウンまで行われている
そうで、CDのマスターにするときに44.1kHzにリサンプルされるようなので、元の音源を使えば
問題ないと思われます。80年代当時がどうだったかは知りません。
ただ、20kHz以上が聴感に影響を与えるというのはちょっと考えにくいものがあります。
20kHz以上が聞こえるという有意なデータは私が知るかぎりないです。
ここからは仮説ですが、CDの音が悪いといわれる原因として考えられるのは22kHz以上
を強力なデジタルフィルタでカットする必要があることではないかと見ています。
フィルタのたぐいは極力減らしたほうがいいことは自明で、その意味ではアナログレコードも
RIAAのプリエンファシスとデエンファシスという特性を劣化させる要素を持っており
CDより優れているとは言えないというのが先に書いたことです。
おそらく最も理想的なのはDSDや192kHzなどでサンプリングしたデジタルでしょう。
可聴域に影響が小さなLPFだけでも対応でき、入り口と出口でフィルタを減らすことができるからです。
Re:懐古補正? (スコア:2, 興味深い)
> おそらく最も理想的なのはDSDや192kHzなどでサンプリングしたデジタルでしょう。
> 可聴域に影響が小さなLPFだけでも対応でき、入り口と出口でフィルタを減らすことができるからです。
現役音屋です。制作プロセス用でしたら、私もこれらが現時点でのベストと考えています。アナログ主体の制作プロセスならDSD、デジタル主体ならハイレートPCMが扱いやすいですねー。
ハイレートPCMに関してはご指摘の通りです。D/A変換時のLPF(多くはチップ組み込みのSCFと外付けアナログフィルタの組み合わせ)の通過域・遮断域の要件がゆるくなり、位相を犠牲にしたフィルタ設計をやらずにすみます。
DSDに関しては、方式上超高域でのダイナミックレンジが少なめという欠点はあるものの、レコーディングの実務としてはPCMより色付けが少ないようで重宝されるようです(<伝聞なのは専門じゃないため。「アナログラインをそのまま記録したみたいだ」という感想が出るとのこと)。ただDSDのままだとデジタルでの加工性が悪いので、アナログ機材を中心に置く構成にするか、DXD(384kHz/32-bit float)に変換した上でデジタル加工になります。ちなみにPCMでも384kHzくらいになると、インパルス応答もそこそこDSDに近づいてきて良い感じです。
# うちも早くポスプロ環境を384kHzに移行したい
Re: (スコア:0)
DSD録音からマスタリングして、SACDとLPレコードとCDを同梱販売、
なんてやってくれると面白そうですね。
ああ、SACDはCD-DAトラック内蔵でないヤツで。
# SACDトラックとCD-DAトラックが同一ディスクだとリッピングできなかった記憶が
Re: (スコア:0)
ここらへん [amazon.co.jp]を持ってますけど、普通にリッピングできましたけど?
もちろんSACDの再生環境はありません
Re: (スコア:0)
犯罪者にならないように。
Re: (スコア:0)
遅レスですが、サンプリング周波数の半分の周波数の音がまともに録音・再生できるとお思いですか?
サイン波で思い描いても、ピークを拾えたとしても三角波になり、0レベルを拾ってしまうと無音になります。
ある程度の波形を再現するなら数倍~十数倍のサンプリング周波数が必要になりますよ。