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いやいや、違うでしょう。"IBM Next 5 in 5"は、「次の5年で世界を変革する(かもしれない)5つのイノベーション」として以前から幾度か提示してきた奴で、今回はその"Next 5"に「人間の五感」を持ってきたものです。「今でもコンピュータや携帯電話は触覚・視覚・聴覚を備えているので、それに加えて味覚・嗅覚も装備することになるんじゃないの?」という内容。現行のコンピュータは自分が置かれた世界を認識していないわけですが、五感を備えさせることで世界を理解する"cognitive systems"の時代がやってくると。(本当にそうなるかどうかは知りませんが)だから、センサーだけに留まる話ではないはず。
>視覚って目で見るんじゃなくて、脳で見るんだよ。>他の感覚も同じ。
そのとおりですね。しかし今回の未来予測は、脳と同じレベルのことをコンピュータが真似するようになるということです。
インターネットコムの記事よりも具体的に書いてある IBM アナウンスをどうぞ。
IBM 今後5年間で人々の生活を一変させる5つのイノベーションを発表 - Japan [ibm.com]
触覚については、モバイル機器のバイブレーション機能を使って、実際に素材に触れているかのような感触のデータをやりとりできるようになるとか、視覚については「人が写真を見て理解するのとよく似た方法で」コンピュータが画像を理解して分析できるようになるとか。聴覚については、感情や場の雰囲気を読み取って言葉の意味を理解するようになるとか。
とはいえ脳の仕組みにコンピュータがいっそう近づくことになっても、およそ1200~1500gの大きさしかない脳がもつすべての能力をコンパクトなコンピュータシステム1台が獲得する日は来ないでしょうね。
今でも味のセンサーは在るので、 これは何風味とかデータで判別しちゃうんじゃないかな。
風味はセンサーで測定し定量化できるとして味の「善し悪し」までコンピューター(のアルゴリズム)で判断させちゃうとあちこちで問題でそう。そのシステムで公式に「マズイ」と判断された店とか料理人とかどうすんだろう。逆に「オイシイ」と判定されたとしてもそれをステマだと穿ったりして。
味と食感を組み合わせたら舌触りとかのどごしとかも定量化できそう。圧力センサーもあれば歯ざわり噛みごたえも定量化できてそう。ラーメンとかにジャンル限ってデータベース化したら面白そう。
料理人が作った料理の味を判定させるみたいなコメントが多いですが、味覚コンピューティング技術のキモはそこじゃありません。
IBMプレスリリース [ibm.com]
IBMの研究者は、実際に味を感じるコンピューター・システムを開発しています。シェフがこのシステムを使用すれば、とても美味しい、新しいレシピを創り出すことができるでしょう。このシステムは食材を分子レベルまで分解し、食物の組み合わせの化学を、人が好む味付けや風味の背景にある心理学と融合します。これを数百万種のレシピと比較することで、システムは、たとえば調理した赤カブ、新鮮なキャビア、生ハムなどの食材と焼き栗をペアにして、新しい味の組み合わせを創造することができるようになります。
食べる人の好みや健康状態を把握して、いつもの食材で新たな味付けや意外な組み合わせのメニューを創造することが可能になります。つまり海原雄山の至高のメニューのようなオリジナリティあふれる料理を提案するのが目的です。
外食産業やコンビニ弁当の開発部あたりが泣いて喜びそうですね。
価格によるだろうけど、おなじシステム導入して競争するでしょうから、なんだかんだで現場は今までと変わらず大変そうだ。そしてそれが一般化したら、そんなものに頼らず自前の舌と腕だけで勝負する料理人がやっぱり一番とかの話が出そう。
廉価版が家庭にまで普及したら飯マズで悩んでる人たちが助かるか、こっちの恩恵はきっと素晴らしい。
そんな感じ。今より進んだセンサーの開発と、将来のコンピューターの間に、あまり関係はないと思う。連携すれば面白いのは分かるけど、別の技術だよねえ。
タイトルの「IBM、」より後と部門名とが逆だとちょうどいい感じかもね。ちょっとアレンジして
タイトル:IBM「コンピュータ料理人の実現も近い」部門名:5年後のコンピュータは「匂い」「味」を判別できる?
#第一声は「リンゴはマズい」で。
バナナでもなんでも「しめさば味」のものしか作り出せないってのは何のネタだっけか
いやあ, 単体の味が測定できたところで最終的な味が分かるのであれば, 世にメシマズの悲劇は起こらないわけで.
料理としてまともな味であるか判断するためには, コンピュータケミストリ的なアプローチが必要なんじゃないでしょうか.
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
未来の×コンピュータ○センサー (スコア:3)
Re:未来の×コンピュータ○センサー (スコア:1)
例えば
http://www.nist.gov/pml/div683/conference/upload/Sung.pdf [nist.gov]
の、 Future Applications - Graphene Sensor and Energy Devices のとこに、"Sensitive Sensor for toxic gases and proteins" ってのがあって、これは味覚・嗅覚に近いですよね。
この手のナノエレクトロニクス方面は強力に基礎研究を進めてるイメージがあります。>IBM
未来の△センサー○コンピュータ (スコア:1)
いやいや、違うでしょう。
"IBM Next 5 in 5"は、「次の5年で世界を変革する(かもしれない)5つのイノベーション」として以前から幾度か提示してきた奴で、今回はその"Next 5"に「人間の五感」を持ってきたものです。
「今でもコンピュータや携帯電話は触覚・視覚・聴覚を備えているので、それに加えて味覚・嗅覚も装備することになるんじゃないの?」という内容。
現行のコンピュータは自分が置かれた世界を認識していないわけですが、五感を備えさせることで世界を理解する"cognitive systems"の時代がやってくると。
(本当にそうなるかどうかは知りませんが)
だから、センサーだけに留まる話ではないはず。
Re: (スコア:0)
そんなもの何一つ備えていないでしょう。
視覚って目で見るんじゃなくて、脳で見るんだよ。
他の感覚も同じ。
コンピュータに脳の代わりはできません。
ヒトの脳と同じ働きをするコンピュータです (スコア:2)
>視覚って目で見るんじゃなくて、脳で見るんだよ。
>他の感覚も同じ。
そのとおりですね。しかし今回の未来予測は、脳と同じレベルのことをコンピュータが真似するようになるということです。
インターネットコムの記事よりも具体的に書いてある IBM アナウンスをどうぞ。
IBM 今後5年間で人々の生活を一変させる5つのイノベーションを発表 - Japan [ibm.com]
触覚については、モバイル機器のバイブレーション機能を使って、実際に素材に触れているかのような感触のデータをやりとりできるようになるとか、視覚については「人が写真を見て理解するのとよく似た方法で」コンピュータが画像を理解して分析できるようになるとか。聴覚については、感情や場の雰囲気を読み取って言葉の意味を理解するようになるとか。
とはいえ脳の仕組みにコンピュータがいっそう近づくことになっても、およそ1200~1500gの大きさしかない脳がもつすべての能力をコンパクトなコンピュータシステム1台が獲得する日は来ないでしょうね。
Re:ヒトの脳と同じ働きをするコンピュータです (スコア:2)
IBMがやると言っているのは、人間の五感からのシグナル理解機能の何万分の一にしか過ぎない。脳と同じレベルなんておこがましい。
人間は不足する情報を脳が補完して理解している。そんなことが5年以内にコンピュータに出来るのか。
Re: (スコア:0)
今でも味のセンサーは在るので、 これは何風味とかデータで判別しちゃうんじゃないかな。
Re:未来の×コンピュータ○センサー (スコア:1)
風味はセンサーで測定し定量化できるとして味の「善し悪し」までコンピューター(のアルゴリズム)で判断させちゃうとあちこちで問題でそう。
そのシステムで公式に「マズイ」と判断された店とか料理人とかどうすんだろう。
逆に「オイシイ」と判定されたとしてもそれをステマだと穿ったりして。
味と食感を組み合わせたら舌触りとかのどごしとかも定量化できそう。
圧力センサーもあれば歯ざわり噛みごたえも定量化できてそう。
ラーメンとかにジャンル限ってデータベース化したら面白そう。
味を判定させるのが目的ではない (スコア:2)
料理人が作った料理の味を判定させるみたいなコメントが多いですが、味覚コンピューティング技術のキモはそこじゃありません。
IBMプレスリリース [ibm.com]
食べる人の好みや健康状態を把握して、いつもの食材で新たな味付けや意外な組み合わせのメニューを創造することが可能になります。つまり海原雄山の至高のメニューのようなオリジナリティあふれる料理を提案するのが目的です。
外食産業やコンビニ弁当の開発部あたりが泣いて喜びそうですね。
Re:味を判定させるのが目的ではない (スコア:1)
価格によるだろうけど、おなじシステム導入して競争するでしょうから、なんだかんだで現場は今までと変わらず大変そうだ。
そしてそれが一般化したら、そんなものに頼らず自前の舌と腕だけで勝負する料理人がやっぱり一番とかの話が出そう。
廉価版が家庭にまで普及したら飯マズで悩んでる人たちが助かるか、こっちの恩恵はきっと素晴らしい。
Re: (スコア:0)
そんな感じ。
今より進んだセンサーの開発と、将来のコンピューターの間に、あまり関係はないと思う。
連携すれば面白いのは分かるけど、別の技術だよねえ。
Re:未来の×コンピュータ○センサー (スコア:1)
タイトルの「IBM、」より後と部門名とが逆だとちょうどいい感じかもね。
ちょっとアレンジして
タイトル:IBM「コンピュータ料理人の実現も近い」
部門名:5年後のコンピュータは「匂い」「味」を判別できる?
#第一声は「リンゴはマズい」で。
Re: (スコア:0)
バナナでもなんでも「しめさば味」のものしか作り出せないってのは何のネタだっけか
Re:未来の×コンピュータ○センサー (スコア:1)
いやあ, 単体の味が測定できたところで最終的な味が分かるのであれば, 世にメシマズの悲劇は起こらないわけで.
料理としてまともな味であるか判断するためには, コンピュータケミストリ的なアプローチが必要なんじゃないでしょうか.