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東日本ソーラーベルトはコケるとか、GENESIS計画の方が良いとか、どうせ汚染されてるんだから福島を丸ごと潰して設置しろとか散々言われてきた太陽光発電ですけど、とりあえず設置するのに必要な面積の問題はこれで解決ですね
後は発電パネルの価格が下がってくれれば、一般家庭では発電ツリーを1~2本立てれば、わざわざ電力会社から買わなくとも全てをそれで賄えるんじゃないですか?
# 誰もが太陽光発電パネルの効率自体を上げようとやっきになっている所に# 設置方法にフィボナッチ数列を適用するだけで発電効率を劇的に上げるとは素晴しい# CONFIG_SCHED_AUTOGROUPの時も思ったけど、問題解決の方法ってのは、実は王道的なところではなく# 普段は死角になってるところに転がってるもんなんだね
>とりあえず設置するのに必要な面積の問題はこれで解決ですね
いえ,そう簡単な話でもなく.確かに単体での効率で言えば2-6倍程度(季節・設置条件依存,今回の話とは別で研究者による数値シミュレーション)になるのですが,これらの実験・計算は基本的には一本の樹状配置でやっており,林立させると互いに影を作ってしまうためにここまでの効率化は望めません.ですので,「まばらに配置して,太陽光発電パネル1枚あたりの発電量の最適化を目指す」と言う目的にはよいのですが,大規模発電をしようという場合には役に立ちません(*).
*街路樹のように街中に間隔を開けて配置,補助的な電力を得るのには向いているし,意味があります.が,メガソーラー的に一カ所で大規模にやろうとすると,結局同程度の面積が必要となります.何せ元々が,敷き詰めたパネルによって(パネルあたりの効率は低くとも)トータルでの光はかなりの部分を利用していますので.
>一般家庭では発電ツリーを1~2本立てれば、わざわざ電力会社から買わなくとも全てをそれで賄えるんじゃないですか?
エネルギー保存則がありますので,一般家庭の電力をまかなうにはとりあえずそれ相応の面積が必要になり,その下限は切れません.一般家庭の消費電力は年間で5-6000kWhだそうです(とりあえず5000kWhと考えましょう).日本の平均的な日照時間は1500-2000時間(緩く見て2000時間を採用)とのことですし,太陽光のエネルギー密度は1kW/m2程度ですので,変換効率20%のパネルだとどううまく配置しても12.5m2が必要になります.これは現在の家庭用の太陽電池システムと比べると2倍(パネル面積で半分)程度です.#最大限光を利用できる配置での場合ですので,実際の樹状配置の場合はもっと面積が必要になります.
まあ,樹状配置したパネル(ソーラーツリー)を街中に分散配置する,ってのは面白いと思います.#日産(?)だかどこかが昔そんな事を言っていたような.
>誰もが太陽光発電パネルの効率自体を上げようとやっきになっている所に
いえ,どういうパネル配置にすれば効率の最適化が出来るか,という事自体は以前から普通に研究されているテーマです.ただ,大規模に配置しようとするとあまり意味がない(**)ので,あまり目にしないと言うだけで.
**でも角度を付けるのは普通に行われていますし,追尾型(樹状配置よりもさらに効率が高い)も#2008570のコメント [srad.jp]で教えていただところによれば大規模施設でも実用化されているそうです.
>単体での設置面積辺りの効率が平面パネルの数倍
そうなりますね.密集させて沢山作ると互いに影になっちゃうんで.ですから,
「あなたは土地を腐るほど持っています.でも太陽光パネルは土地の広さに比べ非常に狭い○○m2しかありません. この時,このパネルをどう分割しどんな角度で配置するのが一番効率が高いでしょう?(ただし追尾型を除く)」
という感じじゃないかと.
>影まで含む太陽光利用としての占有面積辺りじゃむしろ効率は落ちるような。
落ちると思いますよ.
>結局のところ太陽光に直角に出来れば平面パネルが一番良いような。
そうですそうです.だから追尾型最強(メンテナンスコストを考えなければ).樹状にすると,一日を通して入射方向が変わってもそこそこの効率が得られるので,「同じパネル面積の」平面状太陽電池に比べ効率が良いよ,という話ですから.#当然影が出来るんで,「同じ単位敷地面積あたり」になると駄目でしょう.
むー、樹木は個々の個体の利益最大を追及してるから、密接に隣り合うと個体同士の生存競争で全体としての利益最大にならないみたいなものでしょうか(ゲーム理論みたいな)。
全体にして一個の個体のような竹林や笹の群落(地下茎で結びつけられた共存体)だとどんな生存戦略してるんでしょうねぇ。
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
実世界におけるCONFIG_SCHED_AUTOGROUP (スコア:0)
東日本ソーラーベルトはコケるとか、GENESIS計画の方が良いとか、どうせ汚染されてるんだから福島を丸ごと潰して設置しろとか
散々言われてきた太陽光発電ですけど、とりあえず設置するのに必要な面積の問題はこれで解決ですね
後は発電パネルの価格が下がってくれれば、一般家庭では発電ツリーを1~2本立てれば、わざわざ電力会社から買わなくとも全てをそれで賄えるんじゃないですか?
# 誰もが太陽光発電パネルの効率自体を上げようとやっきになっている所に
# 設置方法にフィボナッチ数列を適用するだけで発電効率を劇的に上げるとは素晴しい
# CONFIG_SCHED_AUTOGROUPの時も思ったけど、問題解決の方法ってのは、実は王道的なところではなく
# 普段は死角になってるところに転がってるもんなんだね
Re:実世界におけるCONFIG_SCHED_AUTOGROUP (スコア:5, 参考になる)
>とりあえず設置するのに必要な面積の問題はこれで解決ですね
いえ,そう簡単な話でもなく.
確かに単体での効率で言えば2-6倍程度(季節・設置条件依存,今回の話とは別で研究者による数値シミュレーション)になるのですが,これらの実験・計算は基本的には一本の樹状配置でやっており,林立させると互いに影を作ってしまうためにここまでの効率化は望めません.
ですので,「まばらに配置して,太陽光発電パネル1枚あたりの発電量の最適化を目指す」と言う目的にはよいのですが,大規模発電をしようという場合には役に立ちません(*).
*街路樹のように街中に間隔を開けて配置,補助的な電力を得るのには向いているし,意味があります.が,メガソーラー的に一カ所で大規模にやろうとすると,結局同程度の面積が必要となります.何せ元々が,敷き詰めたパネルによって(パネルあたりの効率は低くとも)トータルでの光はかなりの部分を利用していますので.
>一般家庭では発電ツリーを1~2本立てれば、わざわざ電力会社から買わなくとも全てをそれで賄えるんじゃないですか?
エネルギー保存則がありますので,一般家庭の電力をまかなうにはとりあえずそれ相応の面積が必要になり,その下限は切れません.
一般家庭の消費電力は年間で5-6000kWhだそうです(とりあえず5000kWhと考えましょう).日本の平均的な日照時間は1500-2000時間(緩く見て2000時間を採用)とのことですし,太陽光のエネルギー密度は1kW/m2程度ですので,変換効率20%のパネルだとどううまく配置しても12.5m2が必要になります.これは現在の家庭用の太陽電池システムと比べると2倍(パネル面積で半分)程度です.
#最大限光を利用できる配置での場合ですので,実際の樹状配置の場合はもっと面積が必要になります.
まあ,樹状配置したパネル(ソーラーツリー)を街中に分散配置する,ってのは面白いと思います.
#日産(?)だかどこかが昔そんな事を言っていたような.
>誰もが太陽光発電パネルの効率自体を上げようとやっきになっている所に
いえ,どういうパネル配置にすれば効率の最適化が出来るか,という事自体は以前から普通に研究されているテーマです.
ただ,大規模に配置しようとするとあまり意味がない(**)ので,あまり目にしないと言うだけで.
**でも角度を付けるのは普通に行われていますし,追尾型(樹状配置よりもさらに効率が高い)も#2008570のコメント [srad.jp]で教えていただところによれば大規模施設でも実用化されているそうです.
Re:実世界におけるCONFIG_SCHED_AUTOGROUP (スコア:1)
密林に生えてる数十メートルの高さの木を考えると、さぞかし大量のエネルギーを太陽から得ていそうと思いきや、 実は、その木の占有面積の分の草むらが太陽から得ているエネルギーと大差ないという事になるので。
でかくなればより多くのエネルギーが得られるわけじゃなく、でかくならなかったら元々乏しいエネルギーすら食いっぱぐれるって事なんですね。 樹木って効率的に出来てるなぁ。
Re: (スコア:0)
・単体での設置面積辺りの効率が平面パネルの数倍
という事なんですよね?
日射面積辺りだとパネル効率自体の問題になると思うので
結局同じになると思うんです。
影まで含む太陽光利用としての占有面積辺りじゃむしろ効率は落ちるような。
当然、その影が問題ないような設置なら問題ないとは思うんですが
結局のところ太陽光に直角に出来れば平面パネルが一番良いような。
追尾しないと効率落ちそうですし、複雑なので加工のコストもかかりそうですが
風とかの影響は樹形でメリットあったりするんでしょうかね?
Re:実世界におけるCONFIG_SCHED_AUTOGROUP (スコア:2, 参考になる)
>単体での設置面積辺りの効率が平面パネルの数倍
そうなりますね.密集させて沢山作ると互いに影になっちゃうんで.
ですから,
「あなたは土地を腐るほど持っています.でも太陽光パネルは土地の広さに比べ非常に狭い○○m2しかありません.
この時,このパネルをどう分割しどんな角度で配置するのが一番効率が高いでしょう?(ただし追尾型を除く)」
という感じじゃないかと.
>影まで含む太陽光利用としての占有面積辺りじゃむしろ効率は落ちるような。
落ちると思いますよ.
>結局のところ太陽光に直角に出来れば平面パネルが一番良いような。
そうですそうです.だから追尾型最強(メンテナンスコストを考えなければ).
樹状にすると,一日を通して入射方向が変わってもそこそこの効率が得られるので,「同じパネル面積の」平面状太陽電池に比べ効率が良いよ,という話ですから.
#当然影が出来るんで,「同じ単位敷地面積あたり」になると駄目でしょう.
Re:実世界におけるCONFIG_SCHED_AUTOGROUP (スコア:2, 興味深い)
むー、樹木は個々の個体の利益最大を追及してるから、密接に隣り合うと個体同士の生存競争で
全体としての利益最大にならないみたいなものでしょうか(ゲーム理論みたいな)。
全体にして一個の個体のような竹林や笹の群落(地下茎で結びつけられた共存体)だと
どんな生存戦略してるんでしょうねぇ。