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統計的には、池田信夫blog(2011年03月31日:自動車や石油火力は原発より危険である) [livedoor.biz]で紹介されているので、読むべし(グラフのオリジナル [ibm.com])。TWh当たり死者数は、石炭161人、石油36人、天然ガス4人、バイオマス12人、ピート12人、水力1.4人、原子力0.04人。燃料の採掘や製造に関わる死者数と、大気汚染によ
クリーンエネルギーであるとか、安全であるとか、うそでしょ。
ウソというか、まあ営業トークですね。ある意味においては原発は確かに「クリーン」だし、別の意味においては「クリーン」じゃない。
クリーンエネルギーとは、地球環境に影響を与えない、あるいは、短期間に還元できるそういうエネルギーであるべきのはずです。
そういった厳密な意味でのクリーンエネルギーなんてものは存在しないでしょう。太陽電池にしろバイオマスにしろ、製造から運用~廃棄までのサイクルで考えると、なんらかの環境負荷は発生します。
ということで、それぞれの発電方式については、どういったベネフィット(≒発電量)があり、一方でどういったリスクやコスト要因があり、ベネフィットに対してリスクは受け入れられるのかどうかで評価すべきです。で、ゲイツ氏は今回、発電量あたりの死傷者を一つの根拠として、「原発だけリスクを特別視するのはおかしいだろう」と主張しているわけです。
こうした議論を踏まえたうえで、「いや、日本ではこれこれの事情も評価にいれないといけないから、他の発電方式と比較しても原発のリスクを受け入れられない」という結論を国が下すのなら、それは国民の一人として受け入れようとは思います。少なくとも、日本が金持ちの間はそれでもどうにかなるでしょうし。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
統計的結論 (スコア:3, 参考になる)
統計的には、池田信夫blog(2011年03月31日:自動車や石油火力は原発より危険である) [livedoor.biz]で紹介されているので、読むべし(グラフのオリジナル [ibm.com])。TWh当たり死者数は、石炭161人、石油36人、天然ガス4人、バイオマス12人、ピート12人、水力1.4人、原子力0.04人。燃料の採掘や製造に関わる死者数と、大気汚染によ
Re: (スコア:2, すばらしい洞察)
理由はまず1つめに、死者を統計した年数(統計開始の年代)が書いてないこと。
2つめに、死者の発生プロセスについて言及されていないことです。
年数の記載に関しては特に説明するまでなく諸元が記載されていない数字はただのでっち上げですからね。
最低限、何年から何年分の統計なのかという点だけでも明確にされていなければ、根拠として扱えません。
# グラフオリジナルのほうでは触れているような気がするけど英語わかんないorz
また、原発とその他の場合、死者の発生過程において時間差という大きな違いがあるはずです。
石炭の採掘
Re:統計的結論 (スコア:3, すばらしい洞察)
ウソというか、まあ営業トークですね。ある意味においては原発は確かに「クリーン」だし、別の意味においては「クリーン」じゃない。
そういった厳密な意味でのクリーンエネルギーなんてものは存在しないでしょう。太陽電池にしろバイオマスにしろ、製造から運用~廃棄までのサイクルで考えると、なんらかの環境負荷は発生します。
ということで、それぞれの発電方式については、どういったベネフィット(≒発電量)があり、一方でどういったリスクやコスト要因があり、ベネフィットに対してリスクは受け入れられるのかどうかで評価すべきです。で、ゲイツ氏は今回、発電量あたりの死傷者を一つの根拠として、「原発だけリスクを特別視するのはおかしいだろう」と主張しているわけです。
こうした議論を踏まえたうえで、「いや、日本ではこれこれの事情も評価にいれないといけないから、他の発電方式と比較しても原発のリスクを受け入れられない」という結論を国が下すのなら、それは国民の一人として受け入れようとは思います。少なくとも、日本が金持ちの間はそれでもどうにかなるでしょうし。