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高速増殖炉にナトリウムカリウム合金以外の低融点金属って無理?例えばガリウムとかガリンスタンとか水銀など・・・
ATOMICA [rist.or.jp]に聞いてみた.
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=03-01-02-08 [rist.or.jp]
水銀,リチウム,カリウム → 中性子吸収断面積が大きい水銀,鉛 → 比重が大きすぎポンプ部分への負荷が大きい
あと関連事項も見ていたら,合金系は温度変化での特性変化が大きい点が問題になることがあるとか,熱交換器で水蒸気を作る際に100℃近くまで温度が下がる可能性があるから融点は出来れば100℃程度以下が良くて,その一方で炉心部分は温度が高いから沸点は結構高くないといけない(つまり低温から結構高温まで液体状態を取る必要がある)とか,いろいろ考えるとナトリウムあたりが良いんじゃない?という判断で使ってみているようです.「利点は沢山.欠点としては化学的に活性だけど,ちゃんとやれば回避出来るよね!」という判断でやってみたら,思ったより難しかった,とかそんな感じでしょうか.
冷却材に液体金属を使うなら、熱膨張する性質を逆手にとって、MHD発電できないものでしょうか?
#ナトリウムと水・水蒸気という組み合わせは、根本的に危険な気が・・・
Подводные лодки проектов 705, 705К «Лира»、アルファ級をお忘れでしょうか…鉛ビスマス冷却炉を積んで実際に運用されていました。
東工大のサイトに拠りますと、メリットもあるようです。http://www.nr.titech.ac.jp/~hsekimot/LSPR.html [titech.ac.jp]・沸点はナトリウム883度・鉛ビスマス1670度なので安全性が高い・低圧損炉心となる為、ポンプ障害への耐性向上や自然循環炉の可能性・ナトリウム炉に比べて小型化可能・炉心付近の放射線レベルがナトリウム炉に比べて極めて低くなる。
ソ連は陸上向けとしてナトリウム炉も研究していましたので、其々得失が有るのだとは思います。
> Подводные лодки проектов 705, 705К «Лира»、アルファ級をお忘れでしょうか…お忘れかとか以前に読めません。カタカナか、せめてラテン文字に翻字していただけませんか。
読めないとか以前にアルファ級を知らないだけだろ?知ってれば別に読めなくても問題ない情報だと見当がつくし、知らないから気になるというなら人に聞く前にまずググれ。
ウィキペディア アルファ型原子力潜水艦 [wikipedia.org]より引用>アルファ型はNATOコードネームであり、ソ連海軍の計画名は705型潜水艦“リーラ(竪琴)”(Подводные лодки проекта 705 "Лира")である。
一次冷却媒質には、高速中性子を吸収しないという物理的特性が求められます。件の金属類がその条件を満たしているかどうかを寡聞にして知らないのですが、相応の無理をしてでもナトリウムを使おうとしていることを考えると条件を満たす媒質ってあまりないんじゃないかなあ。
普通に鉛ビスマスとかにならんか?既に使われているんだし。
既出のように鉛ビスマスとか使ってるけど、価格や調達の容易さが大きいんじゃないかな?塩を電気分解すればいくらでも作れるわけだから。
##ビスマスって調達難しそうだけどどうなんだろ?
俺も素人だが、日本は世界有数の産出量で年間450トン以上生産してるようだ。参考:http://www.jogmec.go.jp/mric_web/jouhou/material/2009/Bi.pdf [jogmec.go.jp]
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素人考えだけど (スコア:0)
高速増殖炉にナトリウムカリウム合金以外の低融点金属って無理?
例えばガリウムとかガリンスタンとか水銀など・・・
Re:素人考えだけど (スコア:3, 参考になる)
ATOMICA [rist.or.jp]に聞いてみた.
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=03-01-02-08 [rist.or.jp]
水銀,リチウム,カリウム → 中性子吸収断面積が大きい
水銀,鉛 → 比重が大きすぎポンプ部分への負荷が大きい
あと関連事項も見ていたら,合金系は温度変化での特性変化が大きい点が問題になることがあるとか,熱交換器で水蒸気を作る際に100℃近くまで温度が下がる可能性があるから融点は出来れば100℃程度以下が良くて,その一方で炉心部分は温度が高いから沸点は結構高くないといけない(つまり低温から結構高温まで液体状態を取る必要がある)とか,いろいろ考えるとナトリウムあたりが良いんじゃない?という判断で使ってみているようです.
「利点は沢山.欠点としては化学的に活性だけど,ちゃんとやれば回避出来るよね!」という判断でやってみたら,思ったより難しかった,とかそんな感じでしょうか.
Re: (スコア:0)
冷却材に液体金属を使うなら、熱膨張する性質を逆手にとって、MHD発電できないものでしょうか?
#ナトリウムと水・水蒸気という組み合わせは、根本的に危険な気が・・・
Re:素人考えだけど (スコア:2)
Подводные лодки проектов 705, 705К «Лира»、アルファ級をお忘れでしょうか…
鉛ビスマス冷却炉を積んで実際に運用されていました。
東工大のサイトに拠りますと、メリットもあるようです。
http://www.nr.titech.ac.jp/~hsekimot/LSPR.html [titech.ac.jp]
・沸点はナトリウム883度・鉛ビスマス1670度なので安全性が高い
・低圧損炉心となる為、ポンプ障害への耐性向上や自然循環炉の可能性
・ナトリウム炉に比べて小型化可能
・炉心付近の放射線レベルがナトリウム炉に比べて極めて低くなる。
ソ連は陸上向けとしてナトリウム炉も研究していましたので、其々得失が有るのだとは思います。
Re: (スコア:0)
> Подводные лодки проектов 705, 705К «Лира»、アルファ級をお忘れでしょうか…
お忘れかとか以前に読めません。カタカナか、せめてラテン文字に翻字していただけませんか。
Re: (スコア:0)
読めないとか以前にアルファ級を知らないだけだろ?
知ってれば別に読めなくても問題ない情報だと見当がつくし、
知らないから気になるというなら人に聞く前にまずググれ。
ウィキペディア アルファ型原子力潜水艦 [wikipedia.org]より引用
>アルファ型はNATOコードネームであり、ソ連海軍の計画名は705型潜水艦“リーラ(竪琴)”(Подводные лодки проекта 705 "Лира")である。
Re: (スコア:0)
一次冷却媒質には、高速中性子を吸収しないという物理的特性が求められます。
件の金属類がその条件を満たしているかどうかを寡聞にして知らないのですが、相応の無理をしてでもナトリウムを使おうとしていることを考えると条件を満たす媒質ってあまりないんじゃないかなあ。
Re: (スコア:0)
普通に鉛ビスマスとかにならんか?既に使われているんだし。
Re: (スコア:0)
既出のように鉛ビスマスとか使ってるけど、
価格や調達の容易さが大きいんじゃないかな?
塩を電気分解すればいくらでも作れるわけだから。
##ビスマスって調達難しそうだけどどうなんだろ?
Re: (スコア:0)
俺も素人だが、
日本は世界有数の産出量で年間450トン以上生産してるようだ。
参考:http://www.jogmec.go.jp/mric_web/jouhou/material/2009/Bi.pdf [jogmec.go.jp]