アカウント名:
パスワード:
この書き方だとIcePackが低発熱に寄与しているかのように受け取ってしまう人もいるかも知れない。細かいこと言うと、低発熱なのは2.5インチHDDになったからってだけであり、IcePackは放熱性をよくするだけで発熱量自体は変わらない。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
重箱の隅をつつく (スコア:3, 興味深い)
> 覆った特殊な構造をしており、これにより低発熱を実現
この書き方だとIcePackが低発熱に寄与しているかのように受け取ってしまう
人もいるかも知れない。
細かいこと言うと、低発熱なのは2.5インチHDDになったからってだけであり、
IcePackは放熱性をよくするだけで発熱量自体は変わらない。
リンクしてあるImpressやEngdget.jpの記事は誤解させられるようには
書いていないのでちょっと気になった。
熱暴走をお忘れなく(Re:重箱の隅をつつく) (スコア:5, 参考になる)
確かに理想的な熱設計と温度の環境下で使う分にはIcePackがある事自体は低発熱に貢献しませんが、HDDモータやヘッドの制御などを行う電力ICやMCUや小型の電力FETなどと言った半導体・特にスイッチングや増幅のために使われているこれらの能動部品は、周囲雰囲気の温度が一定以上の温度になると、同じ電力での発熱量が急激に増大しはじめます。
# 今Wikipediaでちょうどいい項目が見つかりませんが、過去の書き込み [srad.jp]に付いたレスへのレスで書く予定だった「励起」と言う電子の挙動に関する話と繋がっています
# …要は、熱が高くなると励起が余計に起こされて、励起自体が熱の素なので雪崩式に発熱が上がる。
# と言う半導体でのモデルが極めて細い銅配線に高速のパルスを通す場合でも起こってしまうという話なのですが…
最終的には発熱自体が更なる発熱を誘発して、使用不能になったり破損したりする…所謂熱暴走を起こします。
# CPUやGPUなどを積極的に冷やす理由も、消極的な冷やし方だと熱暴走に近い状況に
# 容易に到達してしまうからという理由も大きい。
故に、制御基板自体や乗っかってる部品の温度を下げる必要が非常に強くありまして、今までのHDDだと制御基板がむき出しで主要デバイスの放熱が考慮されていない場合が多くて、基板を強制空冷したり熱容量の大きな密閉型HDDマウンタに入れてやらないと容易に飛ぶ場合も少なくなかったんですけど…
つまりはこのIcePackと呼ばれている、特定の2.5インチHDDに最適化された3.5インチ規格の放熱ユニットは、実機運用・特に家電組込用途での熱暴走の阻止と発熱抑止に相当な貢献を行っている筈ですよ。
但し、MTBF140万時間と言うことで、SSDの書き込み毎にデータ不良率が増えていく寿命の減り方とHDDの殆ど一気にデータが飛んでしまう寿命の減り方、両方一長一短あるので使い分けが進むでしょうね。
Re:熱暴走をお忘れなく(Re:重箱の隅をつつく) (スコア:2, 興味深い)
> 発熱量が急激に増大しはじめます。
なるほど。そうだとすると、IcePackの装着によって、この
「一定以上の温度」に(なるべく)ならないように抑えることが
できるなら低発熱性に寄与しているといえますね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
現在の半導体はCMOSなので、抵抗というよりコンデンサに近似です。
信号→ ---抵抗---▼ (#1336092が想定した回路)
信号→ ---コンデンサ---▼ (実際の回路)
信号→ ---抵抗---コンデンサ---▼ (熱で配線抵抗が増した場合)
コンデンサに一定の電荷が溜まるまで電流が流れ続け、そこで止まるので
抵抗で熱になる分だけ余分に電力を消費する事になります。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ちょっと手間が省けるくらい?ですね。
IcePackなんてかっこいい名前付けているけどただの巨大ヒートシンクにしか見えない。
そのうちフ空冷ァン内臓HDDも出てきたりして
Re: (スコア:0)
更に重箱の隅をつつく(Re:熱暴走をお忘れなく) (スコア:0)
家電組み込み用途では、10000回転品等は使われないと思いますが?
空気が流れない中でヒートシンク付けても、何の役にもたたないのでは?
#そんなに転送速度を要求されてないので、どちらかと言うと3.5inchの低コスト/低消費電力品を優先的に使い、熱伝導パッドや熱伝導ゴムなどを使って冷却方法を工夫するだけかと。
同じ家電でも一概にも言いにくい(Re:更に重箱の隅をつつく(Re:熱暴走をお忘れなく) (スコア:2, 興味深い)
数万程度の普及品ではこの手の高級な部品は滅多に使われません。
が、対象が高級品…例えば録画機能の付いた大画面薄型テレビや複数チューナーとDVD/BD書き込み機能の付いたレコーダーやカーナビなど、後は産業機械やプロ用カムのような家庭用ではないけど組み込みに値するもの…なんかの場合はどうでしょうね?
これらの一部はSSDに急速に置き換えられるでしょうけど、書き込み回数が多かったりHDD利用で信頼性上げる技術持っている会社の場合はこの手の商品を使うことも多いのでは?
組み込みと言っても幅広いし、家電だけに絞っても幾つもクラスがあるわけで、
要求性能と機構上の制約と目標コストが折り合えば、積極的にこの手の物は使われるのではないかと思いますが…
組み込みや電機の会社は基本設計について保守的で一世代以上前の枯れた技術要素で作る場合と
とにかく最新技術を惜しみなく使う場合と両方ありますからね…特にソニーなんかは後者の代表格ですし…