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水素で問題なのはどう作るかじゃなくて、コンパクトに安全に貯蔵・運搬するのが難しいという、めっちゃ扱いにくい特性なのに、そこを解決せずに「こうやったら作れます」の話ばっかりやっていたところで、いつまでたっても道は遠いままぜよ。
炭化水素に改質するなら、最低でも運搬や貯蔵に関するリスクは最小化できるのに、わざわざリスクの高い(≒コストの高い)水素にして運ぶというのは、経産省の「水素社会」とかいう政策に従ってるだけで、物凄い無駄だと思いますけどね。
# 「経産省亡国論」を唱えてみる。
褐炭を運ぶよりは水素の方がマシって事なのでは
メタノールができるなら [nikkei.com]、ライフサイクル的な意味でのリスクが高い上に蒸発もしやすい水素に、わざわざして運ぶことはないんじゃないか。と言う話です。褐炭を改質して石炭と同等にする技術も開発が進んでる [nssmc.com]し、選択肢はいくつかあるのに、わざわざ水素はないだろう…という事で。
水素に拘泥するのは、経産省のメンツ以外には意味がないんじゃないか…という。
その論文書いてる人と、今回の実験の中の人はたぶん同じ人なので、何か致命的な欠点が見つかったと考えるのが良いのではないかと
最も考えられるのは、原油が丸ごとガソリンにならない様に、褐炭か
水素の運搬はとりあえず高圧タンクか超低温の液化で、この褐炭計画は液化だね。液化には宇宙開発で経験がある。特製のタンカーで日本まで運べる見通しがあるので、とりあえず実験船作る話。
コストなど詳細は前回のストーリー参照。
この計画、あるいは水素そのものの、筋がいいかどうかは分かりませんが、褐炭という、活用しにくい資源の有効活用という視点で見るべきかと。ちなみに副生するCO2は地下に貯留する。
エネルギー資源は使えるものは使って、ある程度は多様化していくというスタンスでいいんじゃないの。
国ごとに燃料事情は違いますがノルウェー(人口500万)は前向きに水素ステーション増やす計画みたいですよ。このスライド資料(英文)hydrogen infrastructure in norway [gasskonferansen.com]第18ページ だと2020年に1万台対象、2025年に10万台対象で100箇所ステーション設置という計画の数字です。(2009年にはステーション開所式にマツダがRX-8水素ロータリーエンジン車を 提供したはず。スライドでは写真の片隅にRX-8。)
そちらはそちらできちんと研究発表してますよ。溶媒に溶け込ませる方法とか水素化合物にする方法とか。最近もアンモニアを燃焼させる研究がニュースになりましたし。
でも決め手になるほどの解決法は出てきてないから、あいかわらず古式ゆかしい高圧タンクが使われてるわけだ。
高圧タンクはガス状で保持するときだな。レギュレーターだけでガスを運搬できるので便利だ。構造材の水素脆化を防ぐライナー材とか技術開発はある。動力付きで、ターボポンプと再液化機が使えるなら液状でもいいんだぜ。
疾うの昔に技術の確立された人造石油の方が、筋が良いのでは?
まあ水素で話を始めて、人造石油に話が転がるのも有りだが。
> 最近もアンモニアを燃焼させる研究がニュースになりましたし。
アンモニアはスジが悪いと思うよ。
更に言えば、岐阜大・澤藤のアンモニアのプラズマ分解も、発表資料で反応式に高校生でもやらない様なミスをやってるし。まあ、よくある自称「世紀の大発明」ってやつだと思うよ。
水素で問題なのはどう作るかじゃなくて、コンパクトに安全に貯蔵・運搬するのが難しいという、めっちゃ扱いにくい特性なのに
それは相対的なメリット/デメリットメリットがデメリットを上回れば実用になるだけの話コンパクトに安全に貯蔵・運搬するのが難しいのは高圧ガス容器での扱い
で、現状デメリットがメリットを上回ってないから、いつまでたっても普及の勢いが鈍いままなんでしょうが。
で、それを改善しましょうって話でしょ。
まあ移動式水素ステーションとかよりはマシかと。
なんか究極に効率化して運んでるのかと思いきや、ステーション1台で1時間に2台の水素自動車に補給が可能で、5~6台に給油ならぬ給水素出来るとか。
トヨタが工場のフォークリフトで実証実験開始してます。この記事では水素は別の所で作って運んでます。https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1070860.html [impress.co.jp]「こうやって使います」という記事を意図的に避けてるのでしょうか。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
まだ「水素社会の到来」ってのをあきらめてないのかな (スコア:0)
水素で問題なのはどう作るかじゃなくて、コンパクトに安全に貯蔵・運搬するのが難しいという、めっちゃ扱いにくい特性なのに、
そこを解決せずに「こうやったら作れます」の話ばっかりやっていたところで、いつまでたっても道は遠いままぜよ。
Re:まだ「水素社会の到来」ってのをあきらめてないのかな (スコア:3, 興味深い)
炭化水素に改質するなら、最低でも運搬や貯蔵に関するリスクは最小化できるのに、わざわざリスクの高い(≒コストの高い)水素にして運ぶというのは、経産省の「水素社会」とかいう政策に従ってるだけで、物凄い無駄だと思いますけどね。
# 「経産省亡国論」を唱えてみる。
Re: (スコア:0)
褐炭を運ぶよりは水素の方がマシって事なのでは
Re:まだ「水素社会の到来」ってのをあきらめてないのかな (スコア:2)
メタノールができるなら [nikkei.com]、ライフサイクル的な意味でのリスクが高い上に蒸発もしやすい水素に、わざわざして運ぶことはないんじゃないか。と言う話です。
褐炭を改質して石炭と同等にする技術も開発が進んでる [nssmc.com]し、選択肢はいくつかあるのに、わざわざ水素はないだろう…という事で。
水素に拘泥するのは、経産省のメンツ以外には意味がないんじゃないか…という。
Re: (スコア:0)
その論文書いてる人と、今回の実験の中の人はたぶん同じ人なので、何か致命的な欠点が見つかったと考えるのが良いのではないかと
最も考えられるのは、原油が丸ごとガソリンにならない様に、褐炭か
Re:まだ「水素社会の到来」ってのをあきらめてないのかな (スコア:2)
水素の運搬はとりあえず高圧タンクか超低温の液化で、この褐炭計画は液化だね。液化には宇宙開発で経験がある。特製のタンカーで日本まで運べる見通しがあるので、とりあえず実験船作る話。
コストなど詳細は前回のストーリー参照。
この計画、あるいは水素そのものの、筋がいいかどうかは分かりませんが、褐炭という、活用しにくい資源の有効活用という視点で見るべきかと。ちなみに副生するCO2は地下に貯留する。
エネルギー資源は使えるものは使って、ある程度は多様化していくというスタンスでいいんじゃないの。
ノルウェーは水素ステーション増やす計画 (スコア:2)
国ごとに燃料事情は違いますがノルウェー(人口500万)は
前向きに水素ステーション増やす計画みたいですよ。このスライド資料(英文)
hydrogen infrastructure in norway [gasskonferansen.com]
第18ページ だと2020年に1万台対象、2025年に10万台対象で
100箇所ステーション設置という計画の数字です。
(2009年にはステーション開所式にマツダがRX-8水素ロータリーエンジン車を
提供したはず。スライドでは写真の片隅にRX-8。)
Re: (スコア:0)
そちらはそちらできちんと研究発表してますよ。
溶媒に溶け込ませる方法とか水素化合物にする方法とか。
最近もアンモニアを燃焼させる研究がニュースになりましたし。
Re: (スコア:0)
でも決め手になるほどの解決法は出てきてないから、あいかわらず古式ゆかしい高圧タンクが使われてるわけだ。
Re: (スコア:0)
高圧タンクはガス状で保持するときだな。レギュレーターだけでガスを運搬できるので便利だ。
構造材の水素脆化を防ぐライナー材とか技術開発はある。
動力付きで、ターボポンプと再液化機が使えるなら液状でもいいんだぜ。
Re: (スコア:0)
疾うの昔に技術の確立された人造石油の方が、筋が良いのでは?
まあ水素で話を始めて、人造石油に話が転がるのも有りだが。
Re: (スコア:0)
> 最近もアンモニアを燃焼させる研究がニュースになりましたし。
アンモニアはスジが悪いと思うよ。
更に言えば、岐阜大・澤藤のアンモニアのプラズマ分解も、発表資料で反応式に高校生でもやらない様なミスをやってるし。まあ、よくある自称「世紀の大発明」ってやつだと思うよ。
Re: (スコア:0)
水素で問題なのはどう作るかじゃなくて、コンパクトに安全に貯蔵・運搬するのが難しいという、めっちゃ扱いにくい特性なのに
それは相対的なメリット/デメリット
メリットがデメリットを上回れば実用になるだけの話
コンパクトに安全に貯蔵・運搬するのが難しいのは高圧ガス容器での扱い
Re: (スコア:0)
で、現状デメリットがメリットを上回ってないから、いつまでたっても普及の勢いが鈍いままなんでしょうが。
Re: (スコア:0)
で、それを改善しましょうって話でしょ。
Re: (スコア:0)
まあ移動式水素ステーションとかよりはマシかと。
なんか究極に効率化して運んでるのかと思いきや、ステーション1台で1時間に2台の水素自動車に補給が可能で、5~6台に給油ならぬ給水素出来るとか。
Re: (スコア:0)
トヨタが工場のフォークリフトで実証実験開始してます。
この記事では水素は別の所で作って運んでます。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1070860.html [impress.co.jp]
「こうやって使います」という記事を意図的に避けてるのでしょうか。